情報セキュリティ (全132問中13問目)

No.13

パスワードクラック手法の一種である,レインボー攻撃に該当するものはどれか。
  • 何らかの方法で事前に利用者IDと平文のパスワードのリストを入手しておき,複数のシステム間で使い回されている利用者IDとパスワードの組みを狙って,ログインを試行する。
  • パスワードに成り得る文字列の全てを用いて,総当たりでログインを試行する。
  • 平文のパスワードとハッシュ値をチェーンによって管理するテーブルを準備しておき,それを用いて,不正に入手したハッシュ値からパスワードを解読する。
  • 利用者の誕生日や電話番号などの個人情報を言葉巧みに聞き出して,パスワードを類推する。
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 R5秋期 問36
  • 応用情報技術者 H31春期 問38

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ

正解

解説

レインボー攻撃は、レインボーテーブルと呼ばれる、ハッシュ値からパスワードを特定するための逆引き表を用いて、パスワードを高速に解読する手法です。レインボーテーブルは、使用される文字種と文字数の組合せごとに作成されます。

レインボーテーブル内では、パスワードとハッシュ値を数多くのチェーンとして管理しており、実際のテーブルにはチェーンの先頭であるパスワードと最後のハッシュ値だけを格納しておきます。
42_1.gif/image-size:493×207
42_2.gif/image-size:233×176
解読対象のハッシュ値を入手したら、チェーンの各位置からチェーン化で行ったのと同様の計算を施し、チェーンの最後のハッシュ値を計算します。これがレインボーテーブルに格納されているハッシュ値のいずれかと一致すれば、対応するパスワードが存在するチェーンがわかる仕組みになっています。
  • パスワードリスト攻撃の説明です。
  • 総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)の説明です。
  • 正しい。レインボー攻撃の説明です。
  • 類推攻撃の説明です。
© 2010-2024 応用情報技術者試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop