ソフトウェア要件定義 (全25問中16問目)

No.16

ユースケースは,システムへの機能的要求を明確にする手段として,利用者とシステムとのやり取りを定義したものである。ユースケースを利用してモデル化するのが適切なものはどれか。
  • インターネットを活用した新しいITサービスを企画する。
  • コンピュータ室の空調設備の工事を行う。
  • 処理時間を短くするために並列プロセッサで処理を行う。
  • 預金者がATMから現金を引き出す。

分類

テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア要件定義

正解

解説

ユースケース図は、オブジェクトモデリング言語であるUMLに含まれ、システムが外部に提供する機能(ユースケース)とシステムのユーザー(アクタ)の関連を表現する図です。システムに要求される機能をユーザーの視点から示したものであるため、主に要求分析段階でユーザーの要件を特定するために作成されます。
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アクタ
  • システムのユーザーが果たす役割を表す。
  • システムと活発に情報交換をしたり、システムから受動的に情報を受け取ったりする。
  • 人間、ハードウェア、外部システムがアクタになりえる。
ユースケース
  • アクタとシステムとの間の対話をモデル化する。
  • アクタによって開始され、システムのある機能を実行する。
  • システムのユーザーがシステムを利用して遂行する単位業務のひとつを抽象化したもの。
選択肢中でシステムとユーザーがやりとりを行う業務である「エ」がユースケースを用いてモデリングすることが適切な事例ということになります。
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