ソフトウェア構築 (全32問中20問目)

No.20

次のテストで用いるテストケース設計法はどれか。

読み込んだデータが正しくないときにエラーメッセージを出力するかどうかをテストしたい。プログラム仕様書を基に、正しくないデータのクラスを識別し、その中から任意の一つのデータを代表として選びテストケースとする。
  • 原因結果グラフ
  • 限界値分析
  • 同値分割
  • 分岐網羅

分類

テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア構築

正解

解説

同値分割は、ブラックボックステストを行う際に用いられるテストケース設計方法です。

一般的に同値分割では、正しい入力値のデータクラス、正しいデータ範囲の上限を超えて無効であるデータクラス、正しいデータ範囲の下限を下回って無効であるデータクラスの3つのデータクラスに分割し、その中から代表として1つの値を選んでテストケースとします。

例えば、正しい入力値の範囲が0〜50の場合、"有効なデータ範囲0〜50", "有効範囲を下回る無効なデータ範囲∞〜-1", "有効範囲を上回る無効なデータ範囲51〜∞"の中から、それぞれ適当な値を選択しテストケースとします。
  • 原因結果グラフは、入力と出力の論理関係を記号を用いたグラフで表現し、それをもとに決定表(デシジョンテーブル)を作成してテスト項目を作成する手法です。
  • 限界値分析は、同値分割と同じように、データ範囲を有効値とそれ以上、それ以下で3つに分類するところまでは同じですが、テストケースの値に有効値と無効値の境界値を使うところが異なります。前述の有効値が0〜50である場合、限界値分析のテストケースは、「-1, 0, 50, 51」の4つになります。
  • 正しい。
  • 分岐網羅は、ホワイトボックステストのテストケース作成法のひとつで、判定条件で真となる場合、偽となる場合をそれぞれ少なくとも1回は実行するようにテストケースを作成する手法です。
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