サービスの運用 (全29問中8問目)

No.8

フルバックアップ方式と差分バックアップ方式を用いた運用に関する記述のうち,適切なものはどれか。
  • 障害からの復旧時に差分バックアップのデータだけ処理すればよいので,フルバックアップ方式に比べて復旧時間が短い。
  • フルバックアップのデータで復元した後に,差分バックアップのデータを反映させて復旧する。
  • フルバックアップ方式と差分バックアップ方式を併用して運用することはできない。
  • フルバックアップ方式に比べ,差分バックアップ方式はバックアップに要する時間が長い。
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 R5秋期 問57
  • 応用情報技術者 H25秋期 問56
  • 応用情報技術者 H29秋期 問56
  • 基本情報技術者 H18春期 問47
  • ソフトウェア開発技術者 H16春期 問60

分類

マネジメント系 » サービスマネジメント » サービスの運用

正解

解説

2つのバックアップ方式は次のようなものです。
フルバックアップ方式
毎回データ全体のバックアップを行う方式。復旧時間は短くなるが、バックアップに要する時間は長い。
差分バックアップ方式
定期的にフルバックアップを行い、次のフルバックアップまでの期間は、フルバックアップ以降に変更のあったファイル(差分)だけを記録していく方式。バックアップ時間は短くて済むが、復旧は①フルバックアップの適用→②差分バックアップを適用という流れになるのでフルバックアップ方式と比較して作業時間がかかる。
  • 差分バックアップ方式を採用している場合は、フルバックアップの適用→差分バックアップの適用の順で復旧することになるので、フルバックアップ方式のみで運用する場合よりも復旧時間は長くなります。
  • 正しい。差分バックアップだけでは復旧できないので、フルバックアップを適用した後、さらに差分バックアップも適用しなくてはなりません。
  • 両方式を併用することもできます。差分バックアップのみだと復旧に時間がかかりすぎるため、定期的にフルバックアップをするのが普通です。
  • 差分バックアップ方式は、フルバックアップ以降に変更のあったファイル(差分)だけをバックアップしていくので、単純にバックアップするデータ量が少なくなります。したがて、バックアップ1回に要する時間はフルバックアップ方式よりも短くなります。
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