調達計画・実施 (全20問中6問目)

No.6

"情報システム・モデル取引・契約書"によれば,要件定義工程を実施する際に,ユーザ企業がベンダと締結する契約の形態について適切なものはどれか。
  • 構築するシステムがどのような機能となるか明確になっていないので準委任契約にした。
  • 仕様の決定権はユーザ側ではなくベンダ側にあるので準委任契約にした。
  • ベンダに委託する作業の成果物が具体的に想定できないので請負契約にした。
  • ユーザ内のステークホルダとの調整を行う責任が曖昧にならないように請負契約にした。

分類

ストラテジ系 » システム企画 » 調達計画・実施

正解

解説

請負ではベンダは仕事(受託業務)の完成の義務を負うのに対し、準委任ではベンダは善良な管理者の注意をもって委任事務を処理する義務を負うものの、仕事の完成についての義務は負いません。
請負契約は、受託した業務・成果物の完成を目的とする契約なので、成果物が具体的に特定できる状態にだけ適用すべきです。システム化計画や要件定義のフェーズは、ユーザ側の業務要件が具体的に確定しておらず、ユーザ自身にとってもフェーズの開始時点では成果物が具体的に想定できないものなので、ベンダにとっても成果物の内容を具体的に想定することは通常不可能です。そのため、請負には馴染みにくく、準委任が適切となります。
  • 正しい。情報システム・モデル取引・契約書では、成果物が具体的に特定できないシステム化計画や要件定義のフェーズでは準委任契約を選択すべきとしています。
  • 仕様の決定権はユーザ側にあります。
  • 請負契約は、受託した業務・成果物の完成を目的とする契約です。成果物が具体的に特定できない状況下においては選択すべきではありません。
  • 要件定義工程を請負契約とした場合、ユーザ側に「丸投げ」「ベンダにすべてお任せ」という意識が強くなり、自身のシステム化計画や要件定義におけるステークホルダとの調整を行う責任等が曖昧になる傾向にあります。
参考URL: 経済産業省「モデル取引・契約書<第一版>」(PDF形式:4,350KB)
 http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/keiyaku/model_keiyakusyo.pdf
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