オープンソースソフトウェア (全14問中3問目)

No.3

表はOSSのライセンスごとに,そのOSSを利用したプログラムを配布するとき,ソースコードを公開しなければならないかどうかを示す。a〜dに入れるライセンスの適切な組合せはどれか。ここで,表中の"○"は公開しなければならないことを表し,"×"は公開しなくてもよいことを表す。
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分類

テクノロジ系 » ソフトウェア » オープンソースソフトウェア

正解

解説

それぞれのOSSライセンスの特徴をまとめておきます。
GPL(General Public License)
GNUプロジェクトのためにリチャード・ストールマンにより作成されたフリーソフトウェアライセンスで、プログラムの複製物の所持者に対して「プログラムの実行」「プログラムの動作を調べ、それを改変すること」「複製物の再頒布」「プログラムを改良し、改良を公衆にリリースする権利」という4点を許諾する。静的/動的に関わらずGPLライセンスされたライブラリにリンクする場合には二次著作物であると解釈され、自動的にGPLライセンスが適用されるためソースコードの公開義務が生じる。
LGPL(Lesser General Public License)
厳格なGPLから派生したライセンスで、他のプログラムにリンクされることを前提としたライブラリのために作成された。「改変や再コンパイルの自由」や「二次著作物を再頒布する場合のソースコードの公開」などはGPLと同等だが、LGPLライセンスされたライブラリをリンクして使用するプログラムの頒布に対する制限は、
  • 動的リンク:本体プログラムのリバースエンジニアリングを禁止する条項を含めてはならない。
  • 静的リンク:本体プログラムのソースコード、またはオブジェクトコードを公開しなくてはならない。
というように本体プログラムのソースコードを公開する義務が生じないライセンスになっている。
MPL(Mozilla Public License)
ネットスケープコミュニケーションズとMozilla Organization(後のMozilla Foundation)によって作成されたコピーレフトのライセンスのひとつ。二次著作物にも自動的にMPLライセンスが適用されるため、プログラムを頒布する場合にはソースコードを公開する義務が生じるが、GPLと比較するとコピーレフト性は弱く、MPLライブラリに静的/動的リンクするプログラムはライセンス適用の対象外となる。
BSD
カリフォルニア大学によって策定されたフリーソフトウェアで使われるライセンス体系のひとつ。BSDライセンスのソースコードを組み込んだソフトウェアは、著作権表示、ライセンス条文、無保証の旨の三点をドキュメント等に記載さえしておけば、ソースコードを公開せずに頒布することが可能になっている。
各ライセンスの著作物を利用したときに課せられるソースコードの公開義務をまとめると下表のようになります。
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以上より適切な組合せは「ア」になります。

ライセンスの詳細な内容までは把握しきれないかもしれまんが、最も厳格なものがGPL、最も緩いのがBSDくらいは覚えておいたほうがいいでしょう。
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