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オリジナル模擬試験1 問18
問18
図の回線網における福岡・東京間の回線の稼働率はおよそ幾らか。ここで隣接するノード間の回線の稼働率は,すべて0.9とする。
- 0.81
- 0.88
- 0.89
- 0.98
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの評価指標
正解
イ
解説
各ノード間の回線を一つの装置を考えると、稼働率を考える上で回線網は次のように構成される通信システムと考えることができます。まず、"大阪−名古屋−東京"間の稼働率について考えます。
"大阪−名古屋"及び"名古屋−東京"の通信は直列になっていて、双方が稼働しているときに通信が可能となるので、稼働率は、
0.9×0.9=0.81
となります。
次に"大阪−東京"間の稼働率について考えます。
"大阪−東京"間は、並列になっていて"大阪−東京"と"大阪−名古屋−東京"のどちらかが稼働していれば通信が可能なので、稼働率は、
1−(1−0.9)(1−0.81)
=1−0.1×0.19=0.981
最後に次に"福岡−東京"間の稼働率について考えます。
"福岡−東京"間は、直列になっていて"大阪−東京"と"大阪−福岡"の双方が稼働していることが通信可能となる条件のため、稼働率は、
0.9×0.981=0.8829≒0.88
したがってこの回線網の"福岡−東京"間の稼働率は、およそ0.88が適切です。
"大阪−名古屋"及び"名古屋−東京"の通信は直列になっていて、双方が稼働しているときに通信が可能となるので、稼働率は、
0.9×0.9=0.81
となります。
次に"大阪−東京"間の稼働率について考えます。
"大阪−東京"間は、並列になっていて"大阪−東京"と"大阪−名古屋−東京"のどちらかが稼働していれば通信が可能なので、稼働率は、
1−(1−0.9)(1−0.81)
=1−0.1×0.19=0.981
最後に次に"福岡−東京"間の稼働率について考えます。
"福岡−東京"間は、直列になっていて"大阪−東京"と"大阪−福岡"の双方が稼働していることが通信可能となる条件のため、稼働率は、
0.9×0.981=0.8829≒0.88
したがってこの回線網の"福岡−東京"間の稼働率は、およそ0.88が適切です。