オリジナル模擬試験1 問51

問51

図は,作業A~Fで構成されるあるプロジェクトのアローダイアグラムである。数字は各作業の所要日数を表す。このプロジェクトの工期見直しが必要になるのは,作業B,Cの増加日数がどの組合せのときか。ここで,図中の点線はダミー作業を表す。
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分類

マネジメント系 » プロジェクトマネジメント » プロジェクトのステークホルダ

正解

解説

問題文のアローダイアグラムは単純なので、クリティカルパスは、
 A→D→E→F
プロジェクトの最短終了日数は、
 2+6+4+2=14日
とすぐにわかると思います。

この問題ではダミー作業を理解しているかどうかがカギになります。

作業Eの開始には、ダミー作業の点線矢印が示すように作業Dの完了と共に、作業Bの作業完了も必要な条件です。
作業Bが4日増加すると、作業Bの所要日数は7日になり、同時に開始される作業Dの所要日数を1日だけ上回ることになります。

作業Dが完了していても作業Bの完了にはあと一日かかるので、作業Eの開始は1日待たされることになります。これによりクリティカルパスは、
 A→D→E→F から
     ↓
 A→B→E→F に変わり、

最短終了日数は、1日増えて15日となります。

したがって工期見直しが必要なのは増加日数の組合せが「エ」のときであることがわかります。

その他の選択肢のケースは、作業Bと作業Cの増加日数の合計が4で、作業BとCを合わせた所要日数は10日になります。作業DとEを合わせた所要日数も10日なので、A→D→E→FとA→B→C→Fの双方がクリティカルパスになります。しかし最短終了日数は14日のままなので工期の見直しは必要ではありません。
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