応用情報技術者平成23年秋期 午前問14

問14

RPC(Remote Procedure Call)に関する記述として,適切なものはどれか。
  • 同じOSのコンピュータ間でだけ手続呼出しが可能となる。
  • 手続呼出しは, ドライバと呼ばれる手続群をファイルに格納して,それを他のコンピュータに転送することによって実現している。
  • 同一プログラム言語を用いたときだけ,他のコンピュータの手続呼出しが可能となる。
  • 他のコンピュータが提供する手続を,あたかも同一のコンピュータにある手続であるかのように呼び出すことができる。

分類

テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの構成

正解

解説

RPC(Remote Procedure Call)は、Remote(遠く隔たった),Procedure(手続き),Call(呼び出し) の言葉の意味通り、実行中のプログラムと別のアドレス空間(通常は共有ネットワーク上の別のコンピュータ)にあるサブルーチンや手続きを実行することを可能にする技術です。RPCに対して同一コンピュータ内の他プロセスを呼び出す手段を、LPC(Local Procedure Call)と呼びます。

WebAPIを支える技術の一つであるSOAPは、XMLファイルを用いたデータのやり取りを行うことでRPC環境を実現しています。(XML-RPCプロトコル)
  • 異なるアーキテクチャのOS間でも実行が可能です。
  • 手続群のやり取りは行いません。呼出し元では処理要求のみをファイルに格納して転送し、呼び出し先では処理を行った結果のみを呼出し元に返します。
  • プログラム言語にRPCを扱うための仕様が存在すれば、他言語間でも呼出しが可能です。
  • 正しい。
© 2010-2024 応用情報技術者試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop