平成28年秋期午後問9 設問2(1)について

ナナシさん  
(No.1)
https://www.ap-siken.com/kakomon/28_aki/pm09.html
私の回答は「要件定義工程において、 利用者側要員の関与を強化するため」としましたが、
この回答では正解にはなりませんでしょうか?
正解にならない場合、何故不正解なのか理由も教えていただきたいです。
2024.03.23 12:34
GinSanaさん 
AP プラチナマイスター
(No.2)
前提として、「C室長が,D氏から聞いた事例を踏まえ,システム開発計画書で工夫しようとしている点」なので、D氏の話をしくじり先生にするわけだが、該当する話は
要件定義工程における利用者側要員の関与が不足していた。
その結果,要求機能とパッケージの機能とのギャップを正確に把握するための,フィット&ギャップ分析に必要なaや業務データなどの要件を事前に洗い出すことができなかった。
また,ギャップによる業務への影響の検討も不十分であったために納期の遅延などが発生した。
になるが、
要件定義工程における利用者側要員の関与が不足していた。
その結果,要求機能とパッケージの機能とのギャップを正確に把握するための,フィット&ギャップ分析に必要なaや業務データなどの要件を事前に洗い出すことができなかった。
については、
最初の工程は,パッケージ選定などのために,候補となるパッケージに対してフィット&ギャップ分析を実施する工程であり,次の手順で実施することにした。
ガソリンスタンド事業部門の要員が中心となって,業務要件を事前に洗い出し,要求機能としてまとめる。
B社のSEが中心となって,要求機能のうち,候補となるパッケージがサポートしていない機能をギャップとして洗い出す。
で既に対策されている。対策されていないのは、
また,ギャップによる業務への影響の検討も不十分であったために納期の遅延などが発生した。
にあたる部分なので、ここに着眼した解答にしなければならない。そのため、この部分を引けば、「ギャップを業務変更で対応したときの影響」の把握の実施が目的になる。
2024.03.23 13:49
ナナシさん  
(No.3)
GinSanaさん、ご回答いただきありがとうございます。

対策されている内容、対策されていない内容については理解出来ました。
  私は、下線部②がある箇所に「フィット&ギャップ分析とアドオン開発を適切に実施できるように,
②A社内の各関連部門の要員最低1名が,要件定義工程から参加し~」と記載しているので、
対策されている内容、対策されていない内容を全て含めた要件定義工程において、
下線部②の体制とした理由を聞かれている想定でしたが、この認識が誤っているのでしょうか?
2024.03.23 14:47
GinSanaさん 
AP プラチナマイスター
(No.4)
>対策されている内容、対策されていない内容を全て含めた要件定義工程において、
>下線部②の体制とした理由を聞かれている想定

たしかに、その想定も間違いではない(※)のですが、〔要件定義工程におけるC室長の工夫点〕というパラグラフとしての問題だと、解答の優先度が下がるという感じですね。ステークホルダの観点で「利用者側要員の関与を強化する」というのは「一般論」(≒大概どこでもいえること)で、本文から示せる具体的なことがあれば優先度はそちらのほうが高いのです。文字数に余裕があれば、一般論を混ぜ混んでもいいのですが、なにしろ字数が足りないので。

※というより、高度区分のプロマネだとむしろその路線の意図がよく聞かれる。
2024.03.23 15:06
ナナシさん  
(No.5)
GinSanaさん、ご回答いただきありがとうございます。

今の私では、こういった問題を正解に持っていける自信がありません、、
(受ける立場の奴が何を言ってるんだとは思いますが、問題の出し方が良くないのでは、、と少し思ってしまいます、、)
2024.03.23 15:28
krakenさん 
AP ブロンズマイスター
(No.6)
https://www.ap-siken.com/kakomon/28_aki/pm09.html

違うアプローチで考えてみたいと思います。
まず、No.1での解答では不正解になると思われます。
理由は、やはりそれが目的ではないからです。

構造は、
下線部②の対応
→  要求機能を正確に伝えるなど(≒要件定義工程における利用者側要員の十分な関与)
→  ギャップの正確な把握、フィット&ギャップ分析+アドオン開発が適切に実施
となっています。ここまでは下線部周辺の言い換えや繰り返しです。
で、設問はその先の目的を問うています。
ギャップはわかった、アドオンもOK。それで?というわけです。

あとは講評のとおり、
「システム機能で実現できない業務処理」について「業務への影響」を検討する必要があることを
(PMの知識として)理解しておかなければならない(解けない)、ということです。

補足
この問題は強調の為、文章構造が入れ替えられていて、解きにくいです。
  - 「知見」(2)周辺; Aの結果Bが出来ずCが得られなかった  →  本文; Aの結果CのためのBができなかった
  - 問題文周辺; AしてB使ってCしたい  →  本文; B使ってCしたいのでAする
2024.03.23 16:02
ナナシさん  
(No.7)
krakenさん、ご回答いただきありがとうございます。

下線部②を改めて見返すと、各関連部門から人が出ているので、
業務変更があった場合の影響を把握しやすいといったことになりますでしょうか?
2024.03.23 17:30
krakenさん 
AP ブロンズマイスター
(No.8)
流れとしてはそうです。
より正確には、下線部②の対応を行わないと業務への影響は把握できない、ということになります。

設問2(2)では「アドオンで(ギャップに)対応可能かを正確に判断」するとしていますが、
設問2(1)で解答例が、「ギャップ*を業務変更で対応したとき*の影響」、としているのは
仮にアドオン側でギャップに対応出来なかった場合(講評の言う「システム機能で実現できない」ケース)は、
業務自体をパッケージに寄せる必要があるからです。できないものは仕方ありません。
その時の影響は、このサイトの解説を引用すると、
>業務を変更することによる影響を正確に把握するためには、利用者側要員の関与が不可欠
……要するに、利用現場に聞いてみないとわかりません。
2024.03.23 18:38
ナナシさん  
(No.9)
krakenさん、ご回答いただきありがとうございます。

この問題についてのがをある程度掴むことが出来ました。ありがとうございます。
2024.03.23 19:28

返信投稿用フォーム

スパム防止のためにスレッド作成日から30日経過したスレッドへの書込みはできません。

その他のスレッド


Pagetop