オープンソースソフトウェア(全17問中4問目)
No.4解説へ
オープンソースライセンスのGNU GPL(GNU General Public License)の説明のうち,適切なものはどれか。
出典:平成29年春期 問19
- GPLであるソースコードの実現する機能を利用する,別のプログラムのソースコードを作成すると,GPLが適用される。
- GPLであるソースコードの全てを使って派生物を作った場合に限って,GPLが適用される。
- GPLであるソースコードの派生物のライセンスは,無条件にGPLとなる。
- GPLであるソースコードを組み込んだ派生物をGPLにするか否かは,派生物の開発者が決める。
正解 ウ問題へ
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解説
GNU GPLは、フリーウェア運動を具現化するために考案されたオープンソースライセンスです。GPLのもとで配付されたソフトウェアが何者かに独占されることを排除し、ソフトウェアが全ての利用者にとって自由であり続けられるようにすることを目的としています。
GPLであるプログラムを使用する際は、著作権を許諾する条件として、複製物の所持者は以下の自由を認められます。
特にGPLソフトウェアを使用して商用ソフトウェアを作成する際には、ライセンスの特徴について熟知しておく必要があるでしょう。
GPLであるプログラムを使用する際は、著作権を許諾する条件として、複製物の所持者は以下の自由を認められます。
- プログラムを実行すること
- プログラムの複製物を配布すること
- ソースコードを一緒に配布するか、後から容易な方法で入手可能なこと
- プログラムを調べ修正すること
特にGPLソフトウェアを使用して商用ソフトウェアを作成する際には、ライセンスの特徴について熟知しておく必要があるでしょう。
- 「別のプログラムのソースコード」がGPLライセンスでなければ、それが組み込まれたプログラムにはGPLが適用されません。
- ソースコードの一部を使った派生物であってもGPLが適用されます。
- 正しい。
- 開発者の意向に関わらず、派生物には自動的にGPLライセンスが適用されます。