データ通信と制御 (全38問中16問目)
No.16
図のようなIPネットワークのLAN環境で,ホストAからホストBにパケットを送信する。LAN1において,パケット内のイーサネットフレームのあて先とIPデータグラムのあて先の組合せとして,適切なものはどれか。ここで,図中の MACn/IPm はホスト又はルータがもつインタフェースのMACアドレスとIPアドレスを示す。

出典:平成22年秋期 問34
- [この問題の出題歴]
- 応用情報技術者 H26秋期 問31
- ソフトウェア開発技術者 H18春期 問58
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » データ通信と制御
正解
ウ
解説
まずIPパケットとイーサネットフレームの違いについて確認しておきます。
ホストAは、ルータにホストBへの送信を依頼するので、あて先IPアドレスにIP2を設定したパケットを、ルータに送信します。ルータはホストAから見て同じデータリンク層の通信範囲(ルータの内側)であるので、MACアドレス(MAC3)を使用してルータを指定します。
その後ルータは、パケットに付加されたあて先IPアドレスを見て、IP4 → IP2の順番でパケットの行き先を決定します。
- IPパケット
- IPアドレスによってネットワーク層の通信を行うIPヘッダを付加したパケット
- イーサネットフレーム(MACフレーム)
- MACアドレスによってデータリンク層の通信を行うために、IPパケットにMACヘッダを付加したパケット
ホストAは、ルータにホストBへの送信を依頼するので、あて先IPアドレスにIP2を設定したパケットを、ルータに送信します。ルータはホストAから見て同じデータリンク層の通信範囲(ルータの内側)であるので、MACアドレス(MAC3)を使用してルータを指定します。
その後ルータは、パケットに付加されたあて先IPアドレスを見て、IP4 → IP2の順番でパケットの行き先を決定します。