セキュリティ実装技術 (全55問中37問目)

No.37

手順に示すクライアントとサーバの処理と通信で可能になることはどれか。

〔手順〕
  • サーバはクライアントから要求があるたびに異なる予測困難な値(チャレンジ)を生成して保持するとともに,クライアントへ送る。
  • クライアントは利用者が入力したパスワードのメッセージダイジェストを計算し,(1)でサーバから送られた"チャレンジ"と合わせたものから,さらに,メッセージダイジェスト(レスポンス)を計算する。この"レスポンス"と利用者が入力した利用者IDをサーバに送る。
  • サーバは,クライアントから受け取った利用者IDで利用者情報を検索して,取り出したパスワードのメッセージダイジェストと(1)で保持していた"チャレンジ"を合わせたものから,メッセージダイジェストを計算する(レスポンス照合データ)。この"レスポンス照合データ"とクライアントから受け取った"レスポンス"とを比較する。
  • 伝送上で発生したパスワードのビット誤りのサーバでの訂正
  • 伝送上で発生した利用者IDのビット誤りのサーバでの訂正
  • ネットワーク上でのパスワードの,漏えい防止とリプレイ攻撃の防御
  • ネットワーク上での利用者IDの,漏えい防止とリプレイ攻撃の防御

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » セキュリティ実装技術

正解

解説

チャレンジレスポンス方式は、秘密にしている固定パスワードをネットワーク中に流さないようにすることで、パスワードの盗聴およびリプレイ攻撃を防止する仕組みです。

下図は手順を図式化したものです。
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このような手順をとることで次のような利点があります。
  • 平文のパスワードがネットワークを流れることがない。
  • ネットワークに送信されるレスポンスは、ハッシュ関数によって生成されたメッセージダイジェストなので盗聴されても元のパスワードを再現することが困難である。
  • サーバからクライアントに送信されるチャレンジは毎回異なるので、ある時点のレスポンスを保存して後から送信しなおすことで不正な認証を試みるリプレイ攻撃が成功する可能性は非常に低い。
したがってこの手順によって可能なことは「ネットワーク上でのパスワードの,漏えい防止とリプレイ攻撃の防御」になります。
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