オペレーティングシステム (全125問中16問目)

No.16

仮想記憶方式における補助記憶の機能はどれか。
  • 主記憶からページアウトされたページを格納する。
  • 主記憶が更新された際に,更新前の内容を保存する。
  • 主記憶と連続した仮想アドレスを割り当てて,主記憶を拡張する。
  • 主記憶のバックアップとして,主記憶の内容を格納する。

分類

テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム

正解

解説

仮想記憶は、磁気ディスク装置などの補助記憶装置を使用して、主記憶の見掛け上の容量を増加させる仕組みです。現在実行中のプログラムで使う部分を主記憶に、優先度の低い部分を補助記憶装置(仮想記憶)に退避させ、プログラムの実行に合わせて主記憶と仮想記憶の間でデータの入れ替えを行うことで、主記憶の実容量で扱えるよりも大きな、または多くのプログラムを同時に展開できるようにしています。

仮想記憶の代表的な方式であるページング方式は、主記憶をページという固定長のブロックで分割、仮想記憶も同じようにページ単位に分割してページ単位で管理します。補助記憶には主記憶で使われることを待っているページが格納されていて、あるページがプログラムから要求されると、補助記憶から主記憶にはそのページが移されます。逆に主記憶から追い出されたページは補助記憶上に格納されています。
  • 正しい。ページアウトによって主記憶から追い出されたページは、補助記憶に格納され、次にページインするときを待ちます。
  • 主記憶上のページが更新されたとき、補助記憶上の対応するページはページアウトがあるまで更新前の内容を保持することになります。しかし、その更新前の内容を別の場所に保存しておく機能はありません。
  • 実アドレス、仮想アドレスともにアドレス番号0から割り振られます。
  • 仮想記憶は主記憶のバックアップではありません。
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