平成27年春期午後問8 設問3(2)について
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ティッシュペーパーさん
(No.1)
https://www.ap-siken.com/kakomon/27_haru/pm08.html
平成27年春期午後問8 設問3(2)について
シーケンス図についての理解不足のため不明点があります。
設問3(2)の回答が以下です。
(ウ)C社ファイル送信→(エ)C社ファイル受信回答→(ア)処理結果反映→(イ)販売再開
問題文に、”C社ファイル送信に失敗した場合、C社、D社ともに在庫調整前のDB状態で販売を再開する”旨の記述がありますが、そのためには(ア)処理結果反映は行わない必要があると思うのですが、シーケンス図にそれがどのように表現されているかが分かりません。
考えた結果、C社ファイル受信回答未実施の条件を満たすため、altの[b]のパターンに飛び、(ア)及び、(イ)の処理が行われないのではないかと思いました。
そこでシーケンス図のaltの条件を満たした場合、altに飛ぶといったルールが前提としてあるのかどうか?といったことが知りたいです。調べてそのような記載が見当たらなかったため自分の理解が正しいかを確認したいです。
よろしくお願いいたします。
平成27年春期午後問8 設問3(2)について
シーケンス図についての理解不足のため不明点があります。
設問3(2)の回答が以下です。
(ウ)C社ファイル送信→(エ)C社ファイル受信回答→(ア)処理結果反映→(イ)販売再開
問題文に、”C社ファイル送信に失敗した場合、C社、D社ともに在庫調整前のDB状態で販売を再開する”旨の記述がありますが、そのためには(ア)処理結果反映は行わない必要があると思うのですが、シーケンス図にそれがどのように表現されているかが分かりません。
考えた結果、C社ファイル受信回答未実施の条件を満たすため、altの[b]のパターンに飛び、(ア)及び、(イ)の処理が行われないのではないかと思いました。
そこでシーケンス図のaltの条件を満たした場合、altに飛ぶといったルールが前提としてあるのかどうか?といったことが知りたいです。調べてそのような記載が見当たらなかったため自分の理解が正しいかを確認したいです。
よろしくお願いいたします。
2025.01.24 03:32
jjon-comさん
★AP プラチナマイスター
(No.2)
応用情報 平成27年 春期 午後 問8 設問3(2)
https://www.ap-siken.com/kakomon/27_haru/pm08.html
応用情報の合格を目指す受験者なら
図1のシーケンス図に登場する次の流れはダメだとすぐ気づいて欲しい、
と出題者は想定しているはずです。
ア[C社DB処理]←処理結果反映←[C社在庫調整処理]
イ[C社販売処理]← 販売再開 ←[C社在庫調整処理]
ウ[C社在庫調整処理]→C社ファイル送信→[D社在庫調整処理]
エ[C社在庫調整処理]→C社ファイル受信回答→[D社在庫調整処理]
D社を更新前の状態で販売停止させたまま、
C社だけを更新後の状態で先に販売再開して(ア・イ)、
その後でI/FファイルをD社に渡しても(ウ・エ)、
そのI/FファイルがD社に正しく渡らなかった場合は
一方的に先行して販売再開したこの短時間で発生したC社でのチケット注文をロールバックしなければならない。
正しい流れは、
(ウ・エ)を先におこなって、C社もD社も更新後のI/Fファイルを共有できた後で、
C社も販売再開するし(ア・イ)、D社も販売再開する。
問題を詳細に読まなくても正解が予想できる、分散DB更新の基本どおりの出題です。
https://www.ap-siken.com/kakomon/27_haru/pm08.html
応用情報の合格を目指す受験者なら
図1のシーケンス図に登場する次の流れはダメだとすぐ気づいて欲しい、
と出題者は想定しているはずです。
ア[C社DB処理]←処理結果反映←[C社在庫調整処理]
イ[C社販売処理]← 販売再開 ←[C社在庫調整処理]
ウ[C社在庫調整処理]→C社ファイル送信→[D社在庫調整処理]
エ[C社在庫調整処理]→C社ファイル受信回答→[D社在庫調整処理]
D社を更新前の状態で販売停止させたまま、
C社だけを更新後の状態で先に販売再開して(ア・イ)、
その後でI/FファイルをD社に渡しても(ウ・エ)、
そのI/FファイルがD社に正しく渡らなかった場合は
一方的に先行して販売再開したこの短時間で発生したC社でのチケット注文をロールバックしなければならない。
正しい流れは、
(ウ・エ)を先におこなって、C社もD社も更新後のI/Fファイルを共有できた後で、
C社も販売再開するし(ア・イ)、D社も販売再開する。
問題を詳細に読まなくても正解が予想できる、分散DB更新の基本どおりの出題です。
2025.01.24 17:17
jjon-comさん
★AP プラチナマイスター
(No.3)
> C社ファイル受信回答未実施の条件を満たすため、
> altの[b]のパターンに飛び、
> (ア)及び、(イ)の処理が行われないのではないかと思いました。
> シーケンス図のaltの条件を満たした場合、
> altに飛ぶといったルールが前提としてあるのかどうか?
その理解で正しいです。
「altは選択を表す」と注記されているとおり、
シーケンス図に登場する alt は 選択処理(alternative) の記述であり、
[角カッコ] で記述されているのが、選択条件になります。
[b C社ファイル受信回答未実施]という選択条件が成り立つのは、
C社ファイル送信が D社に返ってこずにタイムアウトした状況ですし、
[c C社ファイル受信回答済み]という選択条件が成り立つのは、
タイムアウト時刻ギリギリのタイミングで C社にファイル受信回答を済ませたら、
直後にタイムアウトが発生したという状況です。
2025.01.24 17:18
jjon-comさん
★AP プラチナマイスター
(No.4)
No.3の次の説明、間違っていました。
以下のように解説し直します。
"タイマ"オブジェクトが生成されたのでタイムアウトが発生するわけですから、
図1の"D社在庫調整処理"のライフラインに着目すると、
タイムアウトが発生した際、
"D社在庫調整処理"にそれが届くタイミングは次の(あ)~(お)のいずれかです。
(あ)「→処理生成」から「C社ファイル送信→」の間
(い)「C社ファイル送信→」から「C社ファイル受信回答←」の間
(う)「C社ファイル受信回答←」から「→処理結果反映」の間
(え)「→処理結果反映」から「→販売再開」の間
(お)「→販売再開」から"D社在庫調整処理"アクティベーション終了の間
ですから、タイムアウトが"D社在庫調整処理"に届いたタイミングが、
[b C社ファイル受信回答未実施]すなわち(あ)(い)であれば、
更新後処理は中止して更新前状態で販売再開することになりますし、
[c C社ファイル受信回答済み]すなわち(う)(え)(お)であれば、
何も行わなず更新後処理はそのまま有効だということになります。
> [b C社ファイル受信回答未実施]という選択条件が成り立つのは、
> C社ファイル送信が D社に返ってこずにタイムアウトした状況ですし、
>
> [c C社ファイル受信回答済み]という選択条件が成り立つのは、
> タイムアウト時刻ギリギリのタイミングで C社にファイル受信回答を済ませたら、
> 直後にタイムアウトが発生したという状況です。
以下のように解説し直します。
"タイマ"オブジェクトが生成されたのでタイムアウトが発生するわけですから、
図1の"D社在庫調整処理"のライフラインに着目すると、
タイムアウトが発生した際、
"D社在庫調整処理"にそれが届くタイミングは次の(あ)~(お)のいずれかです。
(あ)「→処理生成」から「C社ファイル送信→」の間
(い)「C社ファイル送信→」から「C社ファイル受信回答←」の間
(う)「C社ファイル受信回答←」から「→処理結果反映」の間
(え)「→処理結果反映」から「→販売再開」の間
(お)「→販売再開」から"D社在庫調整処理"アクティベーション終了の間
ですから、タイムアウトが"D社在庫調整処理"に届いたタイミングが、
[b C社ファイル受信回答未実施]すなわち(あ)(い)であれば、
更新後処理は中止して更新前状態で販売再開することになりますし、
[c C社ファイル受信回答済み]すなわち(う)(え)(お)であれば、
何も行わなず更新後処理はそのまま有効だということになります。
2025.01.25 00:00
jjon-comさん
★AP プラチナマイスター
(No.5)
ああ、No.3の次の説明も間違っています。
その理解は間違っています。
タイムアウトが発生したときに alt の選択処理に飛びます。
そしてその後で選択条件([解答欄b] や [解答欄c])の判定に移ります。
シーケンス図は、上から下への一方向の時間の流れで書かれています。
図1の"D社在庫調整処理"のライフラインに着目した際、
「→販売再開」が先におこなわれて、
「←タイムアウト発生」がその後におこなわれる。
と書かれているように見えますが、
タイマ割込みは非同期に発生するので、その到着のタイミングは
時間の流れの決まった時点に位置づけることができません。
No.4で解説したとおり、
「←タイムアウト発生」は(あ)~(お)のどこでも発生する可能性があります。
上から下への一方向の時間の流れを表す図の中に
非同期な処理を記述する、苦肉の策といったところでしょうか。
> シーケンス図のaltの条件を満たした場合、
> altに飛ぶといったルールが前提としてあるのかどうか?
その理解は間違っています。
タイムアウトが発生したときに alt の選択処理に飛びます。
そしてその後で選択条件([解答欄b] や [解答欄c])の判定に移ります。
シーケンス図は、上から下への一方向の時間の流れで書かれています。
図1の"D社在庫調整処理"のライフラインに着目した際、
「→販売再開」が先におこなわれて、
「←タイムアウト発生」がその後におこなわれる。
と書かれているように見えますが、
タイマ割込みは非同期に発生するので、その到着のタイミングは
時間の流れの決まった時点に位置づけることができません。
No.4で解説したとおり、
「←タイムアウト発生」は(あ)~(お)のどこでも発生する可能性があります。
上から下への一方向の時間の流れを表す図の中に
非同期な処理を記述する、苦肉の策といったところでしょうか。
2025.01.25 00:37
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