ソフトウェア方式設計・詳細設計(全59問中16問目)
No.16解説へ
モジュールの結合度が最も低い,データの受渡し方法はどれか。
出典:平成28年春期 問47
- 単一のデータ項目を大域的データで受け渡す
- 単一のデータ項目を引数で受け渡す
- データ構造を大域的データで受け渡す
- データ構造を引数で受け渡す
正解 イ問題へ
広告
解説
モジュール結合度とは、モジュール同士の関連性の強さを示す概念です。モジュール同士の結合度合いが強ければ、関連するモジュールに変更があった場合の影響は大きく、反対に結合度が弱ければ影響を受けにくくなります。独立性と保守性の観点から、モジュール結合度は低いほど良いとされています。
データの受け渡し方法などの違いにより、モジュール結合度は全部で6段階のレベルに分類されます。
データの受け渡し方法などの違いにより、モジュール結合度は全部で6段階のレベルに分類されます。
- データ結合(弱い↑)
- 処理に必要なデータだけを単一のパラメータとして受け渡している。
- スタンプ結合
- 処理に必要なデータだけをレコードや構造体などのデータ構造として受け渡している。
- 制御結合
- もう1つのモジュールの制御要素を受け渡している。
- 外部結合
- 外部宣言された共通データを参照している。
- 共通結合
- 外部宣言されたデータ構造を共通データ領域として参照している。
- 内容結合(強い↓)
- お互いのモジュール内部のデータを直接参照している。
- 外部結合です。
- 正しい。結合度が最も低いデータ結合です。
- 共通結合です。
- スタンプ結合です。