システムの構成(全110問中107問目)

No.107解説へ
システムに異常が起きた際の対応方法に"フェールセーフ"と"フェールソフト"がある。"フェールソフト"として適切な動作はどれか。

出典:平成17年秋期 問35

  • 警告を出し,処理続行の判断をオペレータに任せる。
  • システムのサービスを順次,安全に停止する。
  • 性能が低下しても,処理を継続する。
  • データや装置を損なうことなく運転を中止する。
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分野:テクノロジ系
中分類:システム構成要素
小分類:システムの構成
解説
「フェールセーフ」と「フェールソフト」には次のような違いがあります。
フェールセーフ(Fail Safe)
システムの不具合や故障が発生したときでも、障害の影響範囲を最小限にとどめ、常に安全を最優先にして制御を行う考え方。例えば、工業用機械で進入禁止区域をセンサーで監視し、人や物の侵入を感知したときには機械を緊急停止するというような設計がフェールセーフの実践例です。
フェールソフト(Fail Soft)
障害が発生した時に、多少のシステム性能の低下を許容し、システム全体の運転継続に必要な機能を維持させようとする考え方。フェールソフトを実践する対応としてフォールバック(縮退運転)やフェールオーバーがあります。
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つまり、運転を停止している「イ」と「エ」がフェールセーフ、性能を低下させても処理を継続させる「ウ」がフェールソフトということになります。

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