オペレーティングシステム(全125問中104問目)

No.104解説へ
ジョブとジョブステップの説明のうち,適切なものはどれか。

出典:平成19年春期 問26

  • ジョブはコンピュータで実行されるひとまとまりの処理であり,一つ以上のジョブステップから構成される。更にジョブステップは,CPUの割当てを受ける単位であるタスク又はプロセスから構成される。
  • ジョブは"実行","実行可能"又は"待ち"のいずれかの状態をとり,この状態をジョブステップと呼ぶ。ジョブステップは割込みによって切り替わる。
  • ジョブはバッチ処理で用いられる概念である。オンライン処理に当てはめると,ジョブはプロセスに,ジョブステップはスレッドに相当する。
  • ジョブは,リーダー,イニシエータ,ターミネータ,ライターの順に実行される。これらの各処理を,ジョブステップと呼ぶ。
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分野:テクノロジ系
中分類:ソフトウェア
小分類:オペレーティングシステム
解説
OSから見た処理単位であるジョブ、プロセス、スレッドの階層関係をまとめると次のようになります。

 ジョブ⊃ジョブステップ⊃プロセス(=タスク)⊃スレッド

ジョブは、一般的に複数のプログラムを段階的に実行して目的の作業を完了するようになっています。ジョブを構成する各作業段階をジョブステップといい、ジョブは1つ以上のジョブステップから構成されています。
  • 正しい。
  • タスクの状態遷移に関する記述です。
  • ジョブはOSから見た処理単位なので、バッチ処理でもオンライン処理でも同等な関係です。
  • リーダー,イニシエータ,ターミネータ,ライターはジョブスケジューラーの機能です。

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