オープンソースソフトウェア(全17問中14問目)

OSS(Open Source Software)を利用する上での留意点のうち,適切なものはどれか。

出典:平成20年春期 問38

  • OSS開発者にはソフトウェアの品質を保証する責任があるので,OSSの不具合が原因で障害が発生したとき,利用者はOSS開発者に対し損害賠償を請求することができる。
  • OSSの利用分野を経理システムなどに限定することによって,OSS又はOSS関連のソフトウェアを,ソースコードは非公開にして提供することができる。
  • OSSを商用ソフトウェアに組み込んだ場合には,ライセンスによっては商用ソフトウェアのソースコードを公開することが求められる。
  • OSSを変更して新しいOSSを提供する場合は,ライセンス条件にかかわらず新しいOSSの開発者が自分の判断でソースコードを非公開にすることができる。
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分野:テクノロジ系
中分類:ソフトウェア
小分類:オープンソースソフトウェア
解説
オープンソースソフトウェア(OSS:Open Source Software)は、ソフトウェア作者の著作権を保ちつつ、ソースコードが無償公開されていて、誰でも無償で使用や頒布ができるライセンス形態です。オープンソースソフトウェアの主な特徴は次のとおりです。
  • 再頒布ができること
  • ソースコードの入手が可能
  • それをもとに派生物を作成可能
  • 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
  • OSSの開発者は、そのソフトウェアの機能や性能について保証する義務はありません。使用の結果、何らかの損害が出たとしても開発者にその損害補償を請求することはできません。
  • OSSとして提供する以上は、特定の分野でプログラムを使うことを制限してはなりません。
  • 正しい。GPLのように、派生物(二次著作物)を公開する場合にソースコードの公開を義務付けているライセンスもあります。
  • ソースコードの公開はライセンス条件に従わなくてはなりません。

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