オリジナル模擬試験2 問12
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キャッシュメモリへの書込み動作には,ライトスルー方式とライトバック方式がある。それぞれの特徴に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ライトスルー方式では,データをキャッシュメモリだけに書き込むので,高速に書込みができる。
- ライトスルー方式では,データをキャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込むので,主記憶の内容が常に最新である。
- ライトバック方式では,データをキャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込むので,速度が遅い。
- ライトバック方式では,読出し時にミスヒットが発生してもキャッシュメモリの内容を主記憶に書き込む必要がない。
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解説
"ライトバック"と"ライトスルー"は、キャッシュメモリと主記憶との間で同期をとるための方式です。両者の特徴は次のとおりです。
- ライトバック(write back)
- CPUから書込み命令が出たときにキャッシュメモリだけに書き込み、主記憶への書き込みはキャッシュメモリからデータが追い出されるときに行う方式。処理速度は速いが、データの整合性を保つための追加制御が必要になる
- ライトスルー(write through)
- CPUから書き込む命令が出たときにキャッシュメモリと同時に主記憶にも書き込む方式。データの整合性は容易に得られるが、処理速度は遅い
- ライトバック方式の説明です。
- 正しい。ライトスルー方式ではキャッシュメモリと主記憶の間で常にデータが一致しています。
- ライトスルー方式の説明です。
- ミスヒットした場合は、主記憶上の古いデータを読み込まないようにキャッシュメモリのデータで主記憶の更新を行います。
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