オリジナル模擬試験3 問49

アジャイルソフトウェア開発などで導入されている"ペアプログラミング"の説明はどれか。

  • 開発工程の初期段階に要求仕様を確認するために,プログラマと利用者がペアとなり,試作した画面や帳票を見て,相談しながらプログラムの開発を行う。
  • 効率よく開発するために,2人のプログラマがペアとなり,メインプログラムとサブプログラムを分担して開発を行う。
  • 短期間で開発するために,2人のプログラマがペアとなり,作業と休憩を交代しながら長期間にわたってプログラムの開発を行う。
  • 品質の向上や知識の共有を図るために,2人のプログラムがペアとなり,その場で相談したりレビューしたりしながら,一つのプログラム開発を行う。
正解 問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:ソフトウェア開発管理技術
小分類:開発プロセス・手法
解説
アジャイルは、「俊敏な」「すばやい」という意味の英単語で、ソフトウェアを迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法の総称です。 開発プロジェクトを短期間に区切り、その期間内に「要件定義」~「テスト」「運用」までの開発工程を一通り行い、一部分の機能を完成させるという作業を繰り返すことで段階的にシステムを開発していくモデルです。
ペアプログラミングは、2人1組で1つのプログラムの実装を行い、1人が実際のコードをコンピュータに打ち込み、もう1人はそれをチェックしながら補佐するという役割を随時交代しながら作業を進めていく手法です。プログラムをコンピュータに打ち込む人を「ドライバ」、それを補佐する人を「ナビゲータ」といいます。ペアプログラミングを行うことで、細々した問題解決に要する時間が短くなる、常にコードレビューを行うことができる、集中力が持続する、コードの詳細を理解したメンバーが常に2人以上いることで後々のコード共有に役立つ、などの多彩な効果が得られるとされています。

開発に携わる2人の役割に着目すると正しい記述は「エ」とわかります。

出典


Pagetop