令和7年秋期試験問題 午前問8
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解説
VLIW(Very Long Instruction Word)とは、プログラムのコンパイル段階で、依存関係のない複数の操作をまとめて1つの複合命令にまとめ、同時に並列処理させる手法です。1つのサイクルで多くの演算を行うことができるため、高速なデータ処理が求められる分野で効果を発揮します。「Very Long」の名前のとおり命令がとても長く、最低128ビットといったサイズになります。
通常のパイプライン処理では、CPUが実行中に命令の依存関係などを判断して進めますが、VLIWではあらかじめ並列実行できる形にしてあるため、CPU側のオーバーヘッド減少と高速化が望めます。その一方で、ソースコードからプログラムを生成するコンパイラの設計はその分難しくなります。
したがって「エ」が正解です。
通常のパイプライン処理では、CPUが実行中に命令の依存関係などを判断して進めますが、VLIWではあらかじめ並列実行できる形にしてあるため、CPU側のオーバーヘッド減少と高速化が望めます。その一方で、ソースコードからプログラムを生成するコンパイラの設計はその分難しくなります。
したがって「エ」が正解です。
- Complex Instruction Set Computerの略。複雑で多機能な命令セットでコンピュータを構成する設計方法です。
- Multiple Instruction, Multiple Dataの略。複数の命令とそれに対応するデータを、それぞれが独立している複数のプロセッサに振り分けて並列処理をする方式です。
- Reduced Instruction Set Computerの略。CPUに与える命令を短く固定長化し、専用の論理回路で高速に実行できるようにした命令セットでコンピュータを構成する設計方法です。
- 正しい。VLIWは、複数の処理を1つの非常に長い命令にまとめて並列実行する高速化技法です。
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