平成17年秋期試験午前問題 午前問36
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プログラム構造の各種特性(性質)には、次の4つがあります。
- リエントラント(Reentrant、再入可能)
- 複数のタスクから同時に呼び出されても、それぞれに正しい値を返すことできるプログラムの性質のこと
実行タスクごとに、値の異なるデータ部分と内容が共通である手続き部分にプログラムを分離し、データ部分をタスクごとに用意することで再入可能な構造を持つプログラムが実現できます - リユーザブル(Reusable、再使用可能)
- プログラム終了後、再ロードせずに使用しても正しい結果を返すことができる性質のこと
- リカーシブ(Recursive、再帰可能)
- プログラム中において自分自身を呼び出すことが可能な性質のこと
- リロケータブル(Relocation、再配置可能)
- プログラムを主記憶上のどの位置においても処理が可能な性質のこと
なお、プログラムの各命令アドレスの再配置の方法によって、静的再配置、動的再配置に分類されます