平成19年春期試験問題 午前問65

関係データベースのビューに関する記述のうち、適切なものはどれか。

  • ビューでは、元の表の列名を異なる名称で定義することができる。
  • ビューでは、元の表から指定した列全体を抜き出して定義するものであり、指定条件を満足する行だけを抜き出して定義することはできない。
  • 二つ以上の表の結合によって定義されたビューは、いつでも更新操作が可能である。
  • 元の表に新たな列を追加するときは、既存のビューにも影響が出るので、ビューを再定義する必要がある。
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分野 :テクノロジ系
中分類:データベース
小分類:データ操作
解説
ビューは、実データを持つ表(基底表)や他のビューから演算で生成される導出表に対し、名前を付けたものです。参照のたびに定義されたSELECT文を実行して得られる仮想的な表であり、原則として実データを保持しません。ビューを作成するには、SQLのCREATE VIEW文を使用します。
  • 正しい。ビューの列名には元表とは別の列名を付けることができます。異なる列名を定義するには、SELECT文と同じくAS句を使用します。
  • ビューは任意のSELECT文を保存する仕組みなので、WHERE句で行の抽出、SELECT句で列の抽出の両方が可能です。
  • 2つ以上の表を結合して定義されたビューは、一部の例外を除いて更新操作を行うことができません。
  • ビューは実表を基に定義された仮想的な表です。実表へのデータ追加が生じた場合、ビューにも自動的に反映されるため再定義の必要はありません。

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