平成22年春期試験午前問題 午前問65
問65解説へ
ベンダに対する提案依頼書(RFP)の提示に当たって留意すべきことはどれか。
- 工程ごとの各種作業の完了時期は,ベンダに一任するよう提示する。
- 情報提供依頼書(RFI)を提示したすべてのベンダに提示する。
- プログラム仕様書を提案依頼書に添付して,ベンダに提示する。
- 要件定義を機能要件,非機能要件にまとめて,ベンダに提示する。
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提案依頼書(RFP:Request for Proposal)は、情報システムの調達を予定している企業・組織が、発注先候補のITベンダに対して具体的なシステム提案をするように求めること、またはそれらのシステム要件や調達要件を取りまとめた文書をいいます。
標準的なRFPには、以下のような構成になります。
標準的なRFPには、以下のような構成になります。
- 提案依頼の趣旨
- 調達の目的・狙い・背景
- システム概要
- 機能要件
- 非機能要件
- プロジェクト管理要件
- 保証要件
- 契約条件
- プロジェクトの納期やスケジュールもRFPに記載してベンダ側に提示します。
- ベンダから受け取った情報提供依頼書の回答を分析し、明らかに内容が合わないベンダはこの段階で候補から外されます。こうして絞られたベンダのみに提案依頼書を提示します。
- 委託開発になるためプログラムの仕様書はベンダ側で作成します。
- 正しい。一般的に要件定義の提示は、業務要件を実現するために必要となるシステムの要件(機能要件)と、それ以外の非機能要件(信頼性・使用性・効率性・保守性)に分けて提示します。
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