平成23年特別試験問題 午前問33

データベースにデータの追加,削除などが多数繰り返されて,データベース全体のアクセス効率が低下したときに,データベースに対して行う処理はどれか。

  • 再起動
  • 再実行
  • 再定義
  • 再編成
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分野 :テクノロジ系
中分類:データベース
小分類:トランザクション処理
解説
再編成は、データベースに対して、不要なデータ領域の開放や、データの断片化を解消するための再配置、インデックスの再生成などを行って整理・最適化する作業です。

長期間運用されているデータベースでは、データの追加や削除、更新が繰り返されることで、記録の格納順序が乱れたり、不要な領域が発生したりします。このような状態では、検索や更新といった処理の効率が低下し、全体の性能にも悪影響を及ぼすため、再編成を行って処理速度や応答性能を回復します。定期的に実施することが性能の維持と安定した運用につながります。

したがって「エ」が正解です。
  • 再起動は、システムやアプリケーションに障害が行ったときに、システムやデータベースサーバをいったん終了させ、すぐに起動させることです。
  • 再実行は、トランザクションが途中で失敗したときに、処理をもう一度やり直すことです。
  • 再定義は、テーブル定義やスキーマを変更することです。
  • 正しい。再編成は、データベースの断片化を解消するために、物理的な順序の最適化や空き領域の整理を行う処理です。

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