平成25年春期試験問題 午前問47

エラー埋込み法による残存エラーの予測において,テストが十分に進んでいると仮定する。このとき,当初の埋込みエラー数は48個である。テスト期間中に発見されたエラーの内訳は,埋込みエラー数が36個,真のエラーが42個である。このとき,残存する真のエラー数は何個と推定されるか。

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分野 :テクノロジ系
中分類:システム開発技術
小分類:ソフトウェア構築
解説
埋込みエラーと真のエラーは、同じ割合で検出できると考えます。埋込みエラー48個のうち36個が検出されているので、真のエラーの総数との関係は下図のようになります。
47.png
検出率は同じなので、検出数と残存数の比率は埋込みエラーと真のエラーで同じです。この関係より、残存する真のエラーの個数Nは比例式を使って求めることができます。

 36:12=42:N
 3:1=42:N
 3N=42
 N=14

したがって「イ」が正解です。

【別解】
検出率が同じであることを利用して真のエラーの総数を求め、検出数を引いて求めることもできます。

 364842N
 3442N
 3N4=42
 3N=168
 N=56

現在、56個のうち42個が検出されていることから、残存する真のエラーは「56-42=14個」と推定できます。

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