平成26年春期試験問題 午前問18

仮想記憶方式において,論理アドレスから物理アドレスへの変換を行うのはいつか。

  • 主記憶に存在するページをアクセスするとき
  • ページフォールトが発生したとき
  • ページを主記憶にページインするとき
  • ページを補助記憶にページアウトするとき
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分野:テクノロジ系
中分類:ソフトウェア
小分類:オペレーティングシステム
解説
仮想(論理)アドレスと実(物理)アドレスへの変換は、ページテーブルというアドレス対応表を使って次の手順で行われます。
  1. 仮想アドレスから、ページテーブル内の対象ページの先頭アドレスを得る
  2. ページテーブルのページ情報に設定されているフラグ(ページフォールトビット)を見て、対象ページが主記憶に存在しているかを知る
  3. ページフォールトであればページアウト・ページイン処理を行う
  4. ページテーブルから対象ページの主記憶上の位置を取得し、それに仮想アドレスのページ内変位を加えて求める主記憶上のアドレスを得る
仮想アドレスから実アドレスへの変換は、動的アドレス変換機構(DAT)というハードウェア機構が命令実行の度に上記の処理を行い、仮想アドレスから実アドレスを算出しています。
アドレス変換はアクセスごとに行われるので、正しい記述は「ア」です。

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