平成30年秋期試験問題 午前問34
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あるサブネットでは,ルータやスイッチなどのネットワーク機器にIPアドレスを割り当てる際,割当て可能なアドレスの末尾から降順に使用するルールを採用している。このサブネットのネットワークアドレスを 10.16.32.64/26 とするとき,10番目に割り当てられるネットワーク機器のアドレスはどれか。ここで,ネットワーク機器1台に対して,このサブネット内のアドレス1個を割り当てるものとする。
- 10.16.32.54
- 10.16.32.55
- 10.16.32.117
- 10.16.32.118
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解説
IPv4アドレス 10.16.32.64/26 の「/26」はプレフィックス長が26であることを示します。つまり、先頭から26ビット目までがネットワークアドレス、残りの6ビットがホストアドレス部です。ビット表現でネットワークアドレス部とホストアドレス部の区別を表すと次のとおりです。
6ビットで表現可能なビット列は 000000~111111 ですが、このうち全ビットが"0"のネットワークアドレスと全ビットが"1"のブロードキャストアドレスはホストアドレスとして使うことができません。したがって、割当て可能なホストアドレスの範囲は 000001~111110、その末尾は 111110 になります。
この末尾のアドレスを10進表記で表すと、次のように 10.16.32.126 です。
10.16.32.126 を末尾から1番目のアドレスとすると、そこから 126→125→124→…と降順に数えて10番目のアドレスは 10.16.32.117 となります。したがって正解は「ウ」です。

この末尾のアドレスを10進表記で表すと、次のように 10.16.32.126 です。

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