平成31年春期試験問題 午前問50

ソフトウェアライフサイクルプロセスのうちの,システム要求事項分析プロセスにおける要求事項評価の基準はどれか。

  • システム要求事項のテスト網羅性
  • システム要求事項への追跡可能性
  • 取得ニーズとの一貫性
  • 使用されたテスト方法及び作業標準の適切性
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分野:テクノロジ系
中分類:ソフトウェア開発管理技術
小分類:開発プロセス・手法
解説
システム要求事項分析プロセスとは、JIS X 0160(ソフトウェアライフサイクルプロセス)で定義されているプロセス名で、共通フレーム2013におけるシステム要件定義プロセスに対応します。

JIS X 0160では、システム要求事項は、次の基準を考慮して評価するとしています(共通フレーム2013でも同様です)。
  • 取得ニーズの追跡可能性
  • 取得ニーズとの一貫性
  • テスト可能性
  • システム方式設計の実現可能性
  • 運用及び保守の実現可能性
システム要件定義は、要件定義プロセスで定義された利害関係者要件を基に、システムで実現する機能を明らかにする工程ですので、まとめられたシステム要件を評価する際には、利害関係者要件を実現できるのかどうか、取得ニーズとの一貫性・整合性があるか、などがチェックポイントになります。したがって「ウ」が適切です。
  • "システム結合プロセス"及び"適格性確認テスト"における評価基準として記載されています。
  • "システム方式の確立"におけるシステム方式の評価の基準です。
  • 正しい。
  • "システム結合プロセス"における結合したシステムの評価基準として記載されています。

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