お世話になっております。

平成25年秋期午後問5 設問4 (1)の自分の回答が誤りの理由がわからないため、教えていただきたいです。

自分の回答:
予約者に連絡が取れなかった場合、次の予約者を表示することができない

IPAの回答:
同じタイトルが返却される度に，連絡先として連絡済みの会員が出力される

以下、解説抜き出します。
>一定期間連絡が付かなかった場合に次点の会員に連絡しようとする際も、同じ問題が発生す
>ると思われます。しかし、追加される予約ステータスの名称が"貸出可能連絡済"ですから、
>ここでは連絡が取れないケースは問題とされていないことと考えられます。」

上記により、自分の回答が本番では誤りになると思いますが、"貸出可能連絡済"というステータスを追加することで、ステータスが"予約中"の次の予約者を表示させるということができると思います。

解説が腑に落ちていないため、お手数ですが、追加で解説いただけますでしょうか。

類似の質問も拝見したうえで、投稿しております。
https://www.ap-siken.com/bbs/1260.html

問題URL
https://www.ap-siken.com/kakomon/25_aki/pm05.html

よろしくお願いいたします。

この問題，懐かしいです。
情報処理技術者試験が日本語読解をどれほど重視しているか，問われている点（答えるべき点）を日本語表現から読み取れたか，が解答に直結する代表例と言える問題だと思います。

問題文にはこう書かれています。
これが追加開発した予約機能における「貸出可能連絡」の要件です。
この要件を前提にシステム開発をおこないました。

例えば，
「RRR」というビデオが人気なので，同一タイトルが20本用意されているとした場合。
「RRR」の予約者が1人だけだとしても，
「RRR」が複数 返却されるたび，それはすべて陳列棚ではなく取置き棚に格納されます。
要件がそうなっているので，これは要件に沿った正しい動作です。

「1番目の予約者に連絡が取れなかったら，2番目の予約者に優先権が渡るのが普通じゃない？」
というのは常識的に考えて十分に理解できますが，要件定義はそうなっていません。
（平成25年当時「なんだこの問題は！」とネットで文句たらたらだった人々が話題にしていたのは総じてこの点だったように思います）

「最も早い予約者の連絡先だけでなく，2番目以降の予約者の連絡先を画面表示しないのが *システム上の問題* でしょ？」
いいえ，最も早い予約者に連絡するというのが要件ですから，現状のシステムは要件を満たしています。2番目以降も画面表示すべき，というのは，要件上の問題になります。

No.2の次の箇所，訂正です。
× 「RRR」の予約者が1人だけだとしても，
○ 「RRR」の予約者が1人だけだとしても，その人に連絡がつかなければ，

jjon-comさん

お世話になっております。

「予約日時が最も早い予約者の連絡先が画面に表示される」というのが要件でなので、「2人目以降を表示させる」という要件はないので誤りになるのですね。

「予約日時が最も早い予約者の連絡先が画面に表示される」この要件は満たしているうえで、「同じタイトルが返却される度に，連絡先として連絡済みの会員が出力される」という問題が発生するのですね。

問題文に書かれていない要件を推測して解答していました。
すっきりしました、ありがとうございます。

またよろしくお願いいたします。