オープンソースソフトウェア(全17問中8問目)
No.8解説へ
OSS(Open Source Software)の特徴のうち,適切なものはどれか。ここで,OSSはOSI(Open Source lnitiative)によるOSD(The Open Source Definition)の定義に基づくものとする。
出典:平成23年特別 問23
- OSSはフリーウェアと同様に無償で入手できるが,商用システムの開発への利用は禁止されている。
- OSSをパッケージ化したり,自社のソフトウェアを組み合わせたりして,有償で販売することができる。
- システム開発で利用できるようにソースコードで入手できるが,利用者がある数以上になるとライセンス料が発生する。
- 複製と改良は自由にできるが,改良したソフトウェアを再頒布することはできない。
正解 イ問題へ
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解説
OSS(Open Source Software)は、ソースコードが広く一般に公開されていて、改良や改変を誰もが自由に行えるソフトウェアを意味しています。しかし、OSI(The Open Source Initiative)の定義(OSD)によれば、「オープンソース」とは、単にソースコードが入手できるということだけを意味するのではなくいくつかの基準を満たす必要があるとされています。
当サイトの解説でも何回かOSDを要約したものを掲載してきましたが、重複を恐れずに「オープンソース」であるプログラムの頒布条件10項目を再度掲載しておきます。
http://www.opensource.jp/osd/osd-japanese.html
当サイトの解説でも何回かOSDを要約したものを掲載してきましたが、重複を恐れずに「オープンソース」であるプログラムの頒布条件10項目を再度掲載しておきます。
- 自由な再頒布ができること
- ソースコードを入手できること
- 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
- 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない
- 個人やグループを差別しないこと
- 利用する分野を差別をしないこと
- 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
- 特定製品に依存しないこと
- 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
- 技術的な中立を保っていること
- 様々なプログラムを集めた頒布物の一部として、有料で販売することを許可しています。つまり商用システムの一部として使用することが可能です。
- 正しい。
- プログラムに付随する権利はそのプログラムが再頒布された者全てに等しく認め られなければならず、彼らが何らかの追加的ライセンスに同意することを必要としてはなりません。
- ソフトウェアの変更と派生ソフトウェアの作成、並びに派生ソフトウェアを元のライセンスと同じ形態で頒布することを許可しています。
http://www.opensource.jp/osd/osd-japanese.html
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