HOME»応用情報技術者試験掲示板»応用情報技術者試験令和6年APPM問9設問1(1)、(2)
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こんばんは。
まず、「特性」について考えてみましょう。
特性とは、「あるものが持つ固有の性質や特徴を指し、他と区別される性質や、そのもの特有の性格・性質」を指すかと思います。
つまり、本問は「他のプロジェクトと区別できる、特有の性質は何ですか」と置き換えることができるはずです。
また、プロジェクトは、有期性・独自性を持っているものなので、その「独自性」を訊いているとも言えます。
A社のプロジェクトでは従来「製造業向けの産業機械市場に機器を提供」するのがメインだったはずなので、今回のプロジェクトはそれとは違うとも言えますよね。
その違いを「市場面」「製品・サービス面」でそれぞれ書けばよいので、模範解答以外の答えは無いように感じます。
ごんさんは上記のように書いてくださっていますが、そういう戦略や方針に基づいたプロジェクトであるのが、このプロジェクトの「特性」なのではないでしょうか。
反対にお聞きしたいのですが、ごんさんの考えるプロジェクトの「特性」の定義は何でしょうか。特に、問題文にある「市場面」「製品・サービス面」に絞った時に、どのような文言が本文に存在したら、腹落ちされますか?
ここについては、厳しい言い方をすると、ごんさんの考え(=私はこう考えている)を訊いている訳ではありませんし、言葉の定義を訊いている訳でもないと考えます。
訊かれていることに素直に答えれば良いように思います。
また、国語の問題ではないので、あくまでもプロジェクトマネジメントの考え方に基づいて考えていく必要があると思います。
ゼロからと言わないまでも、過去問を解きながら、「なぜこの模範解答になったのか」「なぜ作問者はこの答えにするために、この問題文にしたのか」を読み込むのが良いと感じます。
午後問題の勉強方法に統一的な正解は無いので、ご自身が腹落ちできるようにやってみてください。
如何でしょうか。
»[5904] 平成18年春期 問67 投稿数:2
»[5903] H30春AP問2設問3(1)の質問 投稿数:3
応用情報技術者試験令和6年APPM問9設問1(1)、(2) [5906]
ごんさん(No.1)
応用情報技術者試験 令和6年 APPM問9設問1(1)、(2)の質問になります。
本設問は以下となります。
(1)本文中の下線①について、市場面の特性を20文字以内で答えよ。
(2)本文中の下線①について、製品・サービス面の特性を20文字以内で答えよ。
この時「特性」をキーワードに文章から該当箇所を探したのですが、見つかりませんでした。
そこで解答をみると以下でした。
(1)消費者向けのヘルスケア市場に進出
(2)健康増進に関わるサービス提供
この場合、特性を答えよというキーワードで考えた場合、「消費者向けのヘルスケア市場に進出特性」では違和感があり、どちらかというと「戦略」や「方針」に近いことう言い現わしていると思います。
(2)も同様です。
例えば「本プロジェクトの立ち上げは消費者向けのヘルスケア市場に進出する特性がある」と文章を表した場合でも、「立ち上げ」はタイミング、行為を表す言葉なので「立ち上げが特性を持つ」では意味が取りづらく、
また、「本プロジェクトは消費者向けのヘルスケア市場に進出する特性がある」とした場合も、「進出する」は行動、戦略なのではやり意味が取りづらいです。
過去問道場の解答経緯は分かるのですが、私的には問われている「特徴」をキーワードで探すので、解答にたどり着かないです。
そこでですが、APとして問題を解く場合、どのように考えて解いていけばよろしいでしょうか?
(語句にとらわれないようにする?)
何かアドバイスを頂けると助かります。
本設問は以下となります。
(1)本文中の下線①について、市場面の特性を20文字以内で答えよ。
(2)本文中の下線①について、製品・サービス面の特性を20文字以内で答えよ。
この時「特性」をキーワードに文章から該当箇所を探したのですが、見つかりませんでした。
そこで解答をみると以下でした。
(1)消費者向けのヘルスケア市場に進出
(2)健康増進に関わるサービス提供
この場合、特性を答えよというキーワードで考えた場合、「消費者向けのヘルスケア市場に進出特性」では違和感があり、どちらかというと「戦略」や「方針」に近いことう言い現わしていると思います。
(2)も同様です。
例えば「本プロジェクトの立ち上げは消費者向けのヘルスケア市場に進出する特性がある」と文章を表した場合でも、「立ち上げ」はタイミング、行為を表す言葉なので「立ち上げが特性を持つ」では意味が取りづらく、
また、「本プロジェクトは消費者向けのヘルスケア市場に進出する特性がある」とした場合も、「進出する」は行動、戦略なのではやり意味が取りづらいです。
過去問道場の解答経緯は分かるのですが、私的には問われている「特徴」をキーワードで探すので、解答にたどり着かないです。
そこでですが、APとして問題を解く場合、どのように考えて解いていけばよろしいでしょうか?
(語句にとらわれないようにする?)
何かアドバイスを頂けると助かります。
2025.08.06 17:11
犬。さん(No.2)
★AP ブロンズマイスター
>ごんさん
こんばんは。
まず、「特性」について考えてみましょう。
特性とは、「あるものが持つ固有の性質や特徴を指し、他と区別される性質や、そのもの特有の性格・性質」を指すかと思います。
つまり、本問は「他のプロジェクトと区別できる、特有の性質は何ですか」と置き換えることができるはずです。
また、プロジェクトは、有期性・独自性を持っているものなので、その「独自性」を訊いているとも言えます。
A社のプロジェクトでは従来「製造業向けの産業機械市場に機器を提供」するのがメインだったはずなので、今回のプロジェクトはそれとは違うとも言えますよね。
その違いを「市場面」「製品・サービス面」でそれぞれ書けばよいので、模範解答以外の答えは無いように感じます。
>この場合、特性を答えよというキーワードで考えた場合、「消費者向けのヘルスケア市場に進出特性」では違和感があり、どちらかというと「戦略」や「方針」に近いことう言い現わしていると思います。
ごんさんは上記のように書いてくださっていますが、そういう戦略や方針に基づいたプロジェクトであるのが、このプロジェクトの「特性」なのではないでしょうか。
反対にお聞きしたいのですが、ごんさんの考えるプロジェクトの「特性」の定義は何でしょうか。特に、問題文にある「市場面」「製品・サービス面」に絞った時に、どのような文言が本文に存在したら、腹落ちされますか?
>過去問道場の解答経緯は分かるのですが、私的には問われている「特徴」をキーワードで探すので、解答にたどり着かないです。
ここについては、厳しい言い方をすると、ごんさんの考え(=私はこう考えている)を訊いている訳ではありませんし、言葉の定義を訊いている訳でもないと考えます。
>そこでですが、APとして問題を解く場合、どのように考えて解いていけばよろしいでしょうか?
訊かれていることに素直に答えれば良いように思います。
また、国語の問題ではないので、あくまでもプロジェクトマネジメントの考え方に基づいて考えていく必要があると思います。
ゼロからと言わないまでも、過去問を解きながら、「なぜこの模範解答になったのか」「なぜ作問者はこの答えにするために、この問題文にしたのか」を読み込むのが良いと感じます。
午後問題の勉強方法に統一的な正解は無いので、ご自身が腹落ちできるようにやってみてください。
如何でしょうか。
2025.08.06 22:08
ごんさん(No.3)
ご丁寧なご返信ありがとうございます。
「特性」の定義や、プロジェクトマネジメントの観点からのご説明、大変参考になりました。
特に「他のプロジェクトと区別できる性質」という捉え方は、今後の設問読解に活かせそうです。
私はこれまで、設問にある「特性」という言葉から、本文中にそれに直接対応する語句や表現があるのではないかと探してしまい、なかなか模範解答にたどり着けませんでした。
ですが、犬。さんのご説明を通じて、プロジェクトの方向性や取り組みの違いそのものが「特性」として問われているという視点に気づくことができました。
ご質問いただいた「私の考える特性の定義」についてですが、
市場面では「対象顧客層の違い」、製品・サービス面では「提供価値や目的の違い」といった点が、プロジェクトの特性として捉えやすいと感じています。
これは、あくまで私自身の考え方になりますが、プロジェクトの方向性や目的が明確に異なる場合に「特性」として認識しやすいと感じております。
よく考えてみれば、おっしゃる通り、プロジェクトマネジメントの問題なので、プロジェクトマネジメントとして必要な知識体があってそれに基づいて解答するのは当然のことですね。
今後は、語句にとらわれず、文脈から意味を読み取る力を意識して、
「なぜこの答えになるのか?」という視点で過去問を読み込んでいきたいと思います。
改めて、貴重なご助言ありがとうございました。
また何かありましたら、ぜひご相談させてください
「特性」の定義や、プロジェクトマネジメントの観点からのご説明、大変参考になりました。
特に「他のプロジェクトと区別できる性質」という捉え方は、今後の設問読解に活かせそうです。
私はこれまで、設問にある「特性」という言葉から、本文中にそれに直接対応する語句や表現があるのではないかと探してしまい、なかなか模範解答にたどり着けませんでした。
ですが、犬。さんのご説明を通じて、プロジェクトの方向性や取り組みの違いそのものが「特性」として問われているという視点に気づくことができました。
ご質問いただいた「私の考える特性の定義」についてですが、
市場面では「対象顧客層の違い」、製品・サービス面では「提供価値や目的の違い」といった点が、プロジェクトの特性として捉えやすいと感じています。
これは、あくまで私自身の考え方になりますが、プロジェクトの方向性や目的が明確に異なる場合に「特性」として認識しやすいと感じております。
>国語の問題ではないので、あくまでもプロジェクトマネジメントの考え方に基づいて考えていく必要があると思います。
よく考えてみれば、おっしゃる通り、プロジェクトマネジメントの問題なので、プロジェクトマネジメントとして必要な知識体があってそれに基づいて解答するのは当然のことですね。
今後は、語句にとらわれず、文脈から意味を読み取る力を意識して、
「なぜこの答えになるのか?」という視点で過去問を読み込んでいきたいと思います。
改めて、貴重なご助言ありがとうございました。
また何かありましたら、ぜひご相談させてください
2025.08.08 13:19
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