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応用情報技術者令和5年秋期 午前問36
問36
パスワードクラック手法の一種である,レインボーテーブル攻撃に該当するものはどれか。
- 何らかの方法で事前に利用者IDと平文のパスワードのリストを入手しておき,複数のシステム間で使い回されている利用者IDとパスワードの組みを狙って,ログインを試行する。
- パスワードに成り得る文字列の全てを用いて,総当たりでログインを試行する。
- 平文のパスワードとハッシュ値をチェーンによって管理するテーブルを準備しておき,それを用いて,不正に入手したハッシュ値からパスワードを解読する。
- 利用者の誕生日,電話番号などの個人情報を言葉巧みに聞き出して,パスワードを類推する。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R4春期 問42
- 応用情報技術者 H31春期 問38
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
ウ
解説
レインボーテーブル攻撃は、ハッシュ値からパスワードを特定するための逆引き表(レインボーテーブル)を用いて、ハッシュ値の元となったパスワードを効率的に解読する手法です。
レインボーテーブルは、使用される文字種と文字数の組合せごとに作成されます。レインボーテーブル内では、パスワードとハッシュ値を数多くのチェーンとして管理しており、実際のテーブルにはチェーンの先頭であるパスワードと最後のハッシュ値だけを格納しておきます。解読対象のハッシュ値を入手したら、チェーンの各位置からチェーン化で行ったのと同様の計算を施し、チェーンの最後のハッシュ値を計算します。これがレインボーテーブルに格納されているハッシュ値のいずれかと一致すれば、対応するパスワードが存在するチェーンがわかる仕組みになっています。
レインボーテーブルは、使用される文字種と文字数の組合せごとに作成されます。レインボーテーブル内では、パスワードとハッシュ値を数多くのチェーンとして管理しており、実際のテーブルにはチェーンの先頭であるパスワードと最後のハッシュ値だけを格納しておきます。解読対象のハッシュ値を入手したら、チェーンの各位置からチェーン化で行ったのと同様の計算を施し、チェーンの最後のハッシュ値を計算します。これがレインボーテーブルに格納されているハッシュ値のいずれかと一致すれば、対応するパスワードが存在するチェーンがわかる仕組みになっています。
- パスワードリスト攻撃の説明です。
- 総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)の説明です。
- 正しい。レインボーテーブル攻撃の説明です。
- 類推攻撃の説明です。