HOME»応用情報技術者令和7年秋期»午前問28
応用情報技術者令和7年秋期 午前問28
問28
関係データベースのビューに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ビューの列名は,基の表の列名と異なる名称で定義することができる。
- ビューは,基の表から指定した列を抜き出すように定義するものであり,行を抜き出すように定義することはできない。
- 二つ以上の表の結合によって定義されたビューは,結合の仕方によらず更新操作ができる。
- 和両立な二つの表に対し,和集合演算を用いてビューを定義することはできない。
分類
テクノロジ系 » データベース » データ操作
正解
ア
解説
ビューは、実データを持つ表(基底表)や他のビューから演算で生成される導出表に対し、名前を付けたものです。参照のたびに定義されたSELECT文を実行して得られる仮想的な表であり、原則として実データを保持しません。ビューを作成するには、SQLのCREATE VIEW文を使用します。
- 正しい。ビューの列名には元表とは別の列名を付けることができます。異なる列名を定義するには、SELECT文と同じくAS句を使用します。
- ビューは任意のSELECT文を保存する仕組みなので、WHERE句で行の抽出、SELECT句で列の抽出の両方が可能です。
- 2つ以上の表を結合して定義されたビューは、一部の例外を除いて更新操作を行うことができません。
- 和集合演算(UNION)を含むビュー定義も有効です。和両立(列数・値の型や範囲が整合する2つの関係)であることは、和・差・積演算の一般則でありビュー定義に限られません。