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ソフトウェア開発技術者平成17年春期 午前問49
問49
データの追加・変更・削除が,少ないながら,一定の頻度で行われるデータベースがある。このデータベースのバックアップを磁気テープに採取にするに当たって,バックアップ作業の間隔を今までの2倍にした。このとき,データベースの運用に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ジャーナル情報からの復旧処理時間が平均して約2倍になる。
- データベースの容量が2倍になる。
- バックアップ1回当たりの磁気テープ本数が約半分になる。
- バックアップ採取の平均実行時間が約2倍になる。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 H22春期 問56
- 応用情報技術者 H26春期 問56
- 基本情報技術者 H24秋期 問54
- ソフトウェア開発技術者 H15春期 問60
分類
マネジメント系 » サービスマネジメント » サービスの運用
正解
ア
解説
バックアップを使用した復旧処理では、フルバックアップを正常な記憶媒体にロードした後に、ジャーナル情報(トランザクションログ)を用いたロールフォワード(前進復帰)を行ってデータベースを障害発生直前の状態まで回復させます。
フルバックアップ取得時点から次回フルバックアップまでにコミットされたトランザクションについては、ジャーナル情報を元に復旧処理を行います。このためフルバックアップ取得の時間間隔が2倍になると、ロールフォワードで用いるジャーナル情報が平均して約2倍に増加し、ロールフォワードに要する時間も平均して約2倍になります。
したがって正しい記述は「ア」です。
その他の記述ですが、フルバックアップを実施する時間間隔が2倍になったとしてもバックアップするデータ量は変わらないため誤りです。
フルバックアップ取得時点から次回フルバックアップまでにコミットされたトランザクションについては、ジャーナル情報を元に復旧処理を行います。このためフルバックアップ取得の時間間隔が2倍になると、ロールフォワードで用いるジャーナル情報が平均して約2倍に増加し、ロールフォワードに要する時間も平均して約2倍になります。
したがって正しい記述は「ア」です。
その他の記述ですが、フルバックアップを実施する時間間隔が2倍になったとしてもバックアップするデータ量は変わらないため誤りです。