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ソフトウェア開発技術者平成18年春期 午前問18
問18
1件のトランザクションについて80万ステップの命令実行を必要とするシステムがある。プロセッサの性能が20MIPSで,プロセッサの使用率が80%のときのトランザクションの処理能力(件/秒)は幾らか。
- 2
- 20
- 25
- 31
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの評価指標
正解
イ
解説
MIPS(Millions of Instructions Per Second)は、CPUが1秒間に処理できる命令数を百万単位で表した処理性能の指標です。
設問のプロセッサの性能は20MIPSなので、1秒間に「20×100万回=2,000万回」の命令を実行できます。トランザクション1件当たりの命令実行は80万回なので、1秒間に処理できるトランザクション件数(理論値)は、
2,000万回÷80万ステップ=25件/秒
プロセッサの使用率が80%なので、実際に処理できる件数(実効値)は、
25トランザクション×0.8=20件/秒
したがって「イ」が正解です。
【別解】
プロセッサの使用率が80%なので、1秒当たりの命令実行可能回数を「20MIPS×0.8=16MIPS」と求め、「16百万回÷0.8百万回=20件/秒」としても問題ありません。
設問のプロセッサの性能は20MIPSなので、1秒間に「20×100万回=2,000万回」の命令を実行できます。トランザクション1件当たりの命令実行は80万回なので、1秒間に処理できるトランザクション件数(理論値)は、
2,000万回÷80万ステップ=25件/秒
プロセッサの使用率が80%なので、実際に処理できる件数(実効値)は、
25トランザクション×0.8=20件/秒
したがって「イ」が正解です。
【別解】
プロセッサの使用率が80%なので、1秒当たりの命令実行可能回数を「20MIPS×0.8=16MIPS」と求め、「16百万回÷0.8百万回=20件/秒」としても問題ありません。