ソフトウェア開発技術者平成19年秋期 午前問7

問7

コンピュータの主記憶の誤り制御などに採用されている方式のうち,1ビットの誤りを訂正し,2ビットの誤りを検出することができる方式はどれか。
  • 奇数パリティ方式
  • 水平パリティ方式
  • チェックディジット方式
  • ハミング符号方式
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 R2秋期 問10
  • 応用情報技術者 H21春期 問12
  • 応用情報技術者 H30秋期 問9
  • 基本情報技術者 H18春期 問23
  • 基本情報技術者 H19秋期 問23
  • ソフトウェア開発技術者 H17秋期 問19

分類

テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ

正解

解説

ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで最大2ビットの誤りを検出し、1ビットの誤りを訂正できる手法です。ECCメモリ(Error Check and Correct memory)やRAID2の誤り訂正符号、データ通信などで広く利用されています。エラーの検出にXOR演算を使うことが特徴です。
  • 奇数パリティは、データを構成するビット全体の中でビット「1」の数が奇数になるようにパリティビットを付加する方式です。1ビットの誤りを検出することができます。
  • 水平パリティは、データの水平方向を対象としてパリティビットを付加する方式です。垂直方向と組み合わせた垂直水平パリティチェックでは1ビットの誤り位置を特定し訂正できますが、水平パリティだけでは1ビットの検出のみが可能です。
  • チェックディジットは、データの合計値を検査用に付加し、誤りが発生しているかを検査する方式です。
  • 正しい。ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで2ビットまでの誤りを検出し、1ビットの誤りを自動訂正することができる方式です。
© 2010-2024 応用情報技術者試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop