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応用情報技術者平成22年春期 午前問68
問68
設定した戦略を遂行するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点に基づいて相互の適切な関係を考慮しながら具体的に目標及び施策を策定する経営管理手法はどれか。
- コアコンピタンス
- セグメンテーション
- バランススコアカード
- プロダクトポートフォリオマネジメント
- [出題歴]
- 応用情報技術者 H24春期 問70
- 応用情報技術者 H25秋期 問69
分類
ストラテジ系 » 経営戦略マネジメント » ビジネス戦略と目標・評価
正解
ウ
解説
バランススコアカードは、「財務」「顧客」「内部ビジネスプロセス」および「学習と成長」の4つの視点から業績を評価し、対策を立案し、目標達成を具体化していく経営管理手法です。
バランススコアカードの4つの視点については以下のとおりです。
バランススコアカードの4つの視点については以下のとおりです。
- 財務の視点
- 株主や従業員などの利害関係者の期待に応えて良い業績を出すために、財務的にどのように行動すべきかの指標を設定する。
- 顧客の視点
- 企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの指標を設定する。
- 内部ビジネスプロセス(業務プロセス)の視点
- 財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための指標を設定する。
- 学習と成長の視点
- 企業のビジョンを達成するために、組織や個人としてどのように変化(改善)し能力向上を図るかの指標を設定する。
- コアコンピタンスは、長年の企業活動により蓄積された他社と差別化できる企業独自のノウハウや技術のことです。
- セグメンテーションは市場細分化のことで、市場をある性質によって分け、それぞれに対し最適な戦略・施策を立案・実施します。
- 正しい。バランススコアカードは、4つの視点に基づいて目標達成を目指す経営管理手法です。
- プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)は、市場成長率、市場占有率の2つの軸から成るマトリックス図を4つの象限に区分し、製品の市場における位置付けを分析することで最適な資源配分を検討する手法です。