応用情報技術者平成25年春期 午前問39

問39

公開鍵暗号によって,n人が相互に通信する場合,全体で何個の異なる鍵が必要になるか。ここで,ひと組の公開鍵と秘密鍵は2個と数える。
  • n+1
  • 2n
  • n(n−1)2
  • log2n
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H21春期 問39
  • 応用情報技術者 H22秋期 問41
  • ソフトウェア開発技術者 H17秋期 問72

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ

正解

解説

公開鍵暗号方式では、復号鍵(秘密鍵)を正規の受信者が保持し、暗号化鍵(公開鍵)を複数の送信者に向けて公開します。この方式では送信者n:受信者1であれば、秘密鍵と公開鍵が一組あれば受信者は不特定多数の送信者と暗号化通信を行うことができます。

n人が相互に暗号を使って通信する場合、秘密鍵を保持する受信者はn人ですので必要となる秘密鍵はn個です。さらにこれらの秘密鍵に対応する公開鍵がn個必要になるため、鍵の総数は「n+n=2n個」となります。

なお、共通鍵暗号方式でn人が相互に暗号化通信を行うには、n(n−1)2個(n人から2人を選ぶ組合せと同数)の鍵が必要となります。
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