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[2822] 平成28年春期 午後問9(プロマネ)

 zimaoyoさん(No.1) 
設問2の(2)の解答が少し納得できなかったので教えていただきたいです。
解答は「納期の遅延」、「開発コストの増大」(順不同)となっています。

【前提】
ここでは、結合テスト完了時に品質不足が発覚し,詳細設計やコーディングにまで遡って対処することになった場合の(N社ではなく)"P社"のリスクを記載すべきと考えています。(なぜならP社のQ課長がR主任に指示しているので。)
※前提が間違っていればご指摘ください。

【質問】
「納期の遅延」はN社だけでなくP社にも影響があるので納得できます。
しかし、「開発コストの増大」は果たしてP社にとってのリスクなのでしょうか?
開発コストが増大するのはたしかですが、それはあくまでN社にとってのリスクであり、P社にとってはリスクではないと考えます。(なぜなら詳細設計から結合テスト工程までは請負契約ですので。開発コストが増大しても、その分P社がN社に増加分のコストを支払う必要はなく、N社の中で増加分のコストを負担することになる。)
2021.09.11 17:23
AgentTakaさん(No.2) 
AP シルバーマイスター
zimaoyoさん
こんばんは

プロジェクトマネジメントではQCDが重要なマネジメント項目です。
Q  クオリティ  品質
C  コスト
D  デリバリ  納期
まずはここを押さえていらっしゃる前提で問題文に入りましょうか。

問題文から
詳細設計に着手する直前に,次の2項目に変更が入ったので,各社の実施責任者に変更箇所を電子メール(以下,メールという)で通知し,開発メンバに周知するように依頼した。
・在庫管理システムとのインタフェース
・コーディング規約
さらに「コーディング規約は,インタフェース仕様書の変更に時間が掛かったことから,プロジェクト完了後に全体を修正することにしたので,再配布はしなかった。」とありますね。

請負契約では当然のことながら作業範囲を算出して見積りを行いますよね。
直前にコーディング規約が変更になったことは見積り範囲外なので再見積もりしなければなりません。
しかし、コーディング規約の変更は再配布しなかったので黙っていたP社の責任ですよね。
よって、開発コストの増大はP社が負担することになるであろうことは想像にたやすいでしょう。

これがきちんと変更を伝えた上でコーディング規約の変更も含めた再見積もりしていれば、請け負ったN社が増大コストを負担しなければなりませんが。

いかがでしょうか。
2021.09.11 18:31
 zimaoyoさん(No.3) 
解説ありがとうございます。
たしかに、今回のケースにおいてはP社起因により再見積もりを実施できていないので、
コスト増大後の価格でP社は契約しないといけないということですね。

自分にはその視点がなかったので勉強になりました。
ありがとうございました。
2021.09.12 08:56
AgentTakaさん(No.4) 
AP シルバーマイスター
(No.2)の補足です。
最初に書いたQCDについて

Q:クオリティ(品質)  今回は工程順に進めていくウォーターフォールモデル開発で、やっちゃいけない前の工程にさかのぼって品質不良のリカバリをすることになります。よって品質の問題については解消されるでしょう。

C:コスト  前の工程にさかのぼってリカバリするため工数と要員単価が増大してしまいます。開発コストは工数×要員単価なので、開発コストが増大してしまう事が問題になります。

D:デリバリ(納期)  前の工程にさかのぼってやり直しなので当然納期の遅延のリスクがありますね。ということで

開発コストの増大と納期の遅延じゃーん、どーしてくれちゃうのよー、とコーディング規約の変更を再配布せずに黙っていたP社のPMであるR主任は、こっぴどく怒られボーナス査定マイナスでしょうねえ。
こうやって質問に答えるのも自分の復習にもなるので勉強になります。ありがとうございます。

話が脱線してしまいますが試験も近くなって掲示板がにぎわってきましたね。なんかお祭り(試験)に向けて盛り上がってきている雰囲気が好きです。わははは
お互い頑張りましょうね!
2021.09.13 03:07

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