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シラバスの演繹推論、帰納推論と関係データベースの関係 [5847]

 金太郎さん(No.1) 
https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/nl10bi0000007tge-att/syllabus_ap_ver7_1.pdf

シラバスの 5ページ
大分類1:基礎理論>中分類1:基礎理論>3. 情報に関する理論
の質問です。

(4)述語論理の項目ですが『述語論理の考え方、演繹推論と帰納推論の違いを理解する。』
とあります。
その用語例として「関係データベース」があげられてますが、関係データベースって、演繹推論と帰納推論とどういう関係なのでしょうか。

よろしくお願いします。
2025.06.27 12:09
GinSanaさん(No.2) 
AP プラチナマイスター
述語論理(命題関数)でテーブルが出来ているというのは、たとえば
IDと名前のテーブルを想像して、そのテーブルであれば、IDを入れれば名前を返してくれるような関数として働いているわけです。データベースでいう述語とは関数なわけですが、これを説明すると長くなります。
演繹推論と帰納推論でデータベースを絡めると難しい論文しか出てこないので、関数の話してたのかということだけ覚えといてください。

func(001, Alice) = 001はAliceです
のように
これが性別の列もできれば、001はAliceで女です、のようになっていくわけですが、論理の判定条件が増えていきます。
で、述語とはなんだ?という話になってきますが、主語/述語とかのやつではなく、データベースだと関数のことです。比較述語(=, <>, > <)、IN述語、EXISTS述語とかいうように。
で、なぜ関数と素直に言わないのかというと、COUNT()の復帰値とINの復帰値を想像してみるとわかりますが、COUNTは0以上の数値で、INはtrue/false/unknownの3値論理です。つまり、真理値を返すか返さないかでデータベース(というかSQL)だと述語と呼ぶか呼ばないかが決まっているのです。
元々は哲学者のフレーゲから始まって(『概念記法』の(一階)述語論理)、論理哲学論考で有名なウィトゲンシュタインなどを経て、それを参考にコッドがデータベースの関係モデルを作ったので、述語論理とかいう単語がシラバスに出てきたのです。
まず応用情報には出てこないいかつい単語です。
2025.06.27 23:32
 金太郎さん(No.3) 
GinSanaさん、お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。

ご丁寧にご説明いただいた内容を拝見し、「難しい…あとでじっくり読もう」と繰り返していたのですが、結局、きちんと理解することができませんでした。
「データベースでいう関数のことなんだな、なぜ“関数”と表現しないのかは…なるほど…」と、ぼんやりと受け止めた程度で止まっております。せっかく詳しく解説していただいたのに、理解が追いつかず本当に申し訳ありません。

でもお時間をかけて詳細に説明していただいたことを、心より感謝いたしております。
2025.06.30 14:59
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