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応用情報技術者令和7年春期 午前問12
問12
- αA=αBならば,MTBFA=MTBFBであり,かつMTTRA=MTTRBである。
- αA=αBならば,MTTRA/MTBFA=MTTRB/MTBFBである。
- αA>αBならば,MTBFA>MTBFBであり,かつMTTRA>MTTRBである。
- αA>αBならば,MTTRA/MTBFA>MTTRB/MTBFBである。
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの評価指標
正解
イ
解説
- 「MTBF=95、MTTR=5」と「MTBF=950、MTTR=50」のいずれも稼働率95%となるように、稼働率が同じであってもMTBFとMTTRの絶対値が同じであるとは限りません。
- 正しい。稼働率αが同じということは、MTBFとMTTRの比が等しいということです。この関係を比例式で表すと、
MTTRA:MTBFA=MTTRB:MTBFB
この式より、MTTRAMTBFA=MTTRBMTBFBが導かれます。
【別解】
稼働率を求める式を変形すると以下のようになります。この式より、稼働率αが同じならばMTTR/MTBFは一定になることがわかります。
α=MTBFMTBF+MTTR ⇒ MTTRMTBF=1-αα - 稼働率αが高くても、MTBFとMTTRがともに高いとは限りません。例えば「MTBF=180、MTTR=20」は稼働率90%ですが、どちらも小さい「MTBF=95、MTTR=5」の稼働率95%に劣ります。
- 稼働率はMTBFが長く、MTTRが短いほど高くなるので、稼働率αの高いほうがMTTR/MTBFの値は小さくなります。不等号が逆なので誤りです。