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応用情報技術者令和2年秋期 午前問28
午前問28
注文記録(注文番号,注文日,顧客番号,顧客名,商品番号,商品名,数量,販売単価)
〔関係従属性〕
- 注文番号 → 注文日
- 注文番号 → 顧客番号
- 顧客番号 → 顧客名
- {注文番号,商品番号} → 数量
- {注文番号,商品番号} → 販売単価
- 商品番号 → 商品名
- [この問題の出題歴]
- 基本情報技術者 H27秋期 問27
分類
テクノロジ系 » データベース » データベース設計
正解
ウ
解説
設問で示されている属性同士の従属関係を整理すると次のようになります。
この関係を見ると"注文番号"と"商品番号"の両方が決まることで全ての属性が一意に定まるため、主キーはこの2つを組み合わせた複合キーとわかります。また、この時点で全ての項目が単一値(繰り返し項目がない)ですので第1正規化までは完了しています。続けて第2、第3正規化を行います。
第2正規化では、複合主キーの部分キーによって一意に定まる属性を別表に移します。設問のリレーションでは以下の4つがこれに該当します。
最後に第3正規化を行います。第3正規化では、主キー以外の属性によって一意に定まる属性を別表に移します。第2正規化後の関係では1つがこれに該当します。
したがって"注文明細"表がもつ属性の組合せは「ウ」になります。

第2正規化では、複合主キーの部分キーによって一意に定まる属性を別表に移します。設問のリレーションでは以下の4つがこれに該当します。
- ①注文番号→注文日
- ②注文番号→顧客番号
- ③顧客番号→顧客名(推移律※により、注文番号→顧客名)
- ⑥商品番号→商品名

- ⑤顧客番号→顧客名

- ※推移律
- X→Y かつ Y→Z が成立するならば、X→Z が成立する