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応用情報技術者平成26年春期 午前問17
問17
CPUスケジューリングにおけるラウンドロビンスケジューリング方式に関する記述として,適切なものはどれか。
- 自動制御システムなど,リアルタイムシステムのスケジューリングに適している。
- タイマ機能のないシステムにおいても,簡単に実現することができる。
- タイムシェアリングシステムのスケジューリングに適している。
- タスクに優先順位をつけることによって,容易に実現することができる。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 H29秋期 問18
- ソフトウェア開発技術者 H18春期 問25
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム
正解
ウ
解説
ラウンドロビンは、実行可能状態となった順に従ってタスクに一定のCPU時間(タイムクウォンタム)を与えていくタスクスケジューリング方式です。一定時間内に処理が終わらなかったタスクは、実行可能状態の待ち行列の最後尾に移され、CPU使用権が与えられる順番を待つことになります。
- リアルタイムシステムでは、定められた時間以内に処理を完了することが求められるので優先度順のスケジューリングが適しています。
- 一定のCPU時間ごとにタスクを切り替えるのでタイマ機能のないシステムでは実現できません。
- 正しい。ラウンドロビンでは時間単位でタスクの切り替えが行われ、各タスクに均等にCPU時間が与えられるためタイムシェアリングシステムに適しています。
- ラウンドロビン方式では各タスクに優先順位を設定しません。(割込み処理を除く)
- タイムシェアリングシステム
- 1台のコンピュータをCPU時間で分割し、複数のユーザーで利用できるようにしたシステム