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応用情報技術者平成27年春期 午前問49
問49
CMMIを説明したものはどれか。
- ソフトウェア開発組織及びプロジェクトのプロセスの成熟度を評価するためのモデルである。
- ソフトウェア開発のプロセスモデルの一種である。
- ソフトウェアを中心としたシステム開発及び取引のための共通フレームのことである。
- プロジェクトの成熟度に応じてソフトウェア開発の手順を定義したモデルである。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 H24秋期 問47
- 応用情報技術者 H29秋期 問49
- 基本情報技術者 H19秋期 問42
- ソフトウェア開発技術者 H18春期 問39
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア開発管理技術 » 開発プロセス・手法
正解
ア
解説
CMMI(Capability Maturity Model Integration)は、統合能力成熟度モデルと呼ばれ、組織におけるプロセス改善をガイドするモデルです。プロジェクト管理,プロセス管理,エンジニアリング,支援に関するプロセスについて、それらが効果的なプロセスであるために重要な要素をゴール及びプラクティスという概念を用いて整理されています。また、未成熟なプロセスから有効性を持った秩序ある成熟したプロセスへの進化の改善経路も記述しており、自らの組織の状況に合わせて適用内容を徐々に高度化できるようにもなっています。
CMMIではプロセス成熟度に対して次の5つのレベルを設定しています。
CMMIではプロセス成熟度に対して次の5つのレベルを設定しています。
- レベル1:初期
- 場当たり的で無秩序な組織として最も低い状態。
- レベル2:管理された
- プロジェクト管理のための基本的なプロセスが備わっている状態。
- レベル3:定義された
- 組織内に標準化された一貫性のあるプロセスが定義されている状態。
- レベル4:定量的に管理された
- 定量的な品質目標が存在し、プロセスはデータに基づき予測可能である状態。
- レベル5:最適化している
- 継続的な改善プロセスが常に機能している状態。