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令和元年秋期試験 午後問2【経営戦略】設問4(2) [2009]
PMPさん(No.1)
「回収期間の算出には,損益計算書上の利益に④減価償却費を加えた金額を使用した。」で、④減価償却費を加えた金額を使用した。という理由ですが、正答は"減価償却費はキャッシュの移動がない費用だから"という理由が理解できていません。
間違っていると思うのですが、自分が考えたのは本文中の語句を利用して、"簡易的なキャッシュ回収期間法を使用するから"などと考えました。正答内容が腑に落ちていないので、どこがポイントなのかが分かりません。
本サイトの解説を拝見して「減価償却費はキャッシュの流出がない費用ですから、キャッシュベースで回収期間を計算する場合は、会計上の利益に減価償却費相当額を加えた金額をキャッシュインとして捉える」とありますが、キャッシュベースで回収期間を計算する場合"以外"はあるのでしょうか。
また、割引回収期間法を使用して、投資額の算出をしている流れから、減価償却費を回収額としている理解でいるのですが、間違えでしたらご指摘頂けると助かります。
間違っていると思うのですが、自分が考えたのは本文中の語句を利用して、"簡易的なキャッシュ回収期間法を使用するから"などと考えました。正答内容が腑に落ちていないので、どこがポイントなのかが分かりません。
本サイトの解説を拝見して「減価償却費はキャッシュの流出がない費用ですから、キャッシュベースで回収期間を計算する場合は、会計上の利益に減価償却費相当額を加えた金額をキャッシュインとして捉える」とありますが、キャッシュベースで回収期間を計算する場合"以外"はあるのでしょうか。
また、割引回収期間法を使用して、投資額の算出をしている流れから、減価償却費を回収額としている理解でいるのですが、間違えでしたらご指摘頂けると助かります。
2020.05.06 14:25
助け人さん(No.2)
★AP ゴールドマイスター
各段落のご質問ごとにお答えします。
1段落目
回収期間法は、投資額の元を取るのにその後どれだけの期間がかかるかを算出しますが、このとき、投資後のキャッシュフローを基にします。表1において、例えば1年目の利益200は、減価償却費200を加味したものであり、加味する前の利益400から減価償却費200を差し引いたものです。減価償却費200は、この年に200のキャッシュアウトが発生しているわけではないので、1年目のキャッシュフローとしては、400のキャッシュインがあるととらえなければなりません。
2段落目
別スレッドで管理人様に私から質問します。
3段落目
「割引回収期間法を使用して、投資額の算出をしている流れから、減価償却費を回収額としている理解でいる」
↑
ご質問の主旨がわからないので、もう少しかみ砕いて質問してください。
1段落目
回収期間法は、投資額の元を取るのにその後どれだけの期間がかかるかを算出しますが、このとき、投資後のキャッシュフローを基にします。表1において、例えば1年目の利益200は、減価償却費200を加味したものであり、加味する前の利益400から減価償却費200を差し引いたものです。減価償却費200は、この年に200のキャッシュアウトが発生しているわけではないので、1年目のキャッシュフローとしては、400のキャッシュインがあるととらえなければなりません。
2段落目
別スレッドで管理人様に私から質問します。
3段落目
「割引回収期間法を使用して、投資額の算出をしている流れから、減価償却費を回収額としている理解でいる」
↑
ご質問の主旨がわからないので、もう少しかみ砕いて質問してください。
2020.05.07 14:22
PMPさん(No.3)
助け人様、ありがとうございます。
1段落目ですが、助け人様が別スレッドで管理人様へ質問して頂いて、分かった気がします。
「減価償却費はキャッシュの流出がない費用ですから、回収期間を計算する場合は、会計上の利益に減価償却費相当額を加えた金額をキャッシュインとして捉える」であれば、「回収期間の算出には,損益計算書上の利益に④減価償却費を加えた金額を使用した。」理由は"減価償却費はキャッシュの移動がない費用だから"というのが分かった気がします。
因みに、これは、"減価償却費相当額をキャッシュに加えられるから"としても良いと思ったのですが、間違えてたら教えて頂けると幸いです。
3段落目は、すみません、割引回収期間法をNPVと勘違いしていました。NPVの年数が経過することによって、投資回収されると考えていました。
1段落目ですが、助け人様が別スレッドで管理人様へ質問して頂いて、分かった気がします。
「減価償却費はキャッシュの流出がない費用ですから、回収期間を計算する場合は、会計上の利益に減価償却費相当額を加えた金額をキャッシュインとして捉える」であれば、「回収期間の算出には,損益計算書上の利益に④減価償却費を加えた金額を使用した。」理由は"減価償却費はキャッシュの移動がない費用だから"というのが分かった気がします。
因みに、これは、"減価償却費相当額をキャッシュに加えられるから"としても良いと思ったのですが、間違えてたら教えて頂けると幸いです。
3段落目は、すみません、割引回収期間法をNPVと勘違いしていました。NPVの年数が経過することによって、投資回収されると考えていました。
2020.05.08 18:28
助け人さん(No.4)
★AP ゴールドマイスター
以下、文章が長くならないように、「損益計算書上の利益」を「A」、「減価償却費」を「B」と置き換えて表記します。
Bはキャッシュアウトでないにもかかわらず、Bを差し引いた後のAを使用して回収期間を算出することは不適切です。そこで、AにBを加えた金額を使用した理由("キャッシュ"という字句を含めて30字以内)が問われています。
あることをする理由が問われたとき、2通りの答え方があります(応用情報に限らず、問題によってはいずれのパターンもあります)。
①そのあることをする目的を答える
②そのあることをしないときの問題点を答える
これに沿うと、私が考えるに、
①キャッシュアウトでないBの減算を取り消すため ← 目的風
②キャッシュアウトでないBの分だけ利益が誤って減るから ← 問題点風
となります。
IPAの解答例は、実質、
・Bはキャッシュアウトではないから
で、表現不足です。キャッシュアウトでないBの減算を是正することに言及しなければなりません。
PMPさんの"減価償却費相当額をキャッシュに加えられるから"は、
・Bをキャッシュに加えられるから
ですが、これは、Bがキャッシュインであるかのような表現になってしまっています。0点ではないですが、半分くらいに減点されると思います。
Bはキャッシュアウトでないにもかかわらず、Bを差し引いた後のAを使用して回収期間を算出することは不適切です。そこで、AにBを加えた金額を使用した理由("キャッシュ"という字句を含めて30字以内)が問われています。
あることをする理由が問われたとき、2通りの答え方があります(応用情報に限らず、問題によってはいずれのパターンもあります)。
①そのあることをする目的を答える
②そのあることをしないときの問題点を答える
これに沿うと、私が考えるに、
①キャッシュアウトでないBの減算を取り消すため ← 目的風
②キャッシュアウトでないBの分だけ利益が誤って減るから ← 問題点風
となります。
IPAの解答例は、実質、
・Bはキャッシュアウトではないから
で、表現不足です。キャッシュアウトでないBの減算を是正することに言及しなければなりません。
PMPさんの"減価償却費相当額をキャッシュに加えられるから"は、
・Bをキャッシュに加えられるから
ですが、これは、Bがキャッシュインであるかのような表現になってしまっています。0点ではないですが、半分くらいに減点されると思います。
2020.05.08 20:02
PMPさん(No.5)
この投稿は投稿者により削除されました。(2020.05.08 22:15)
2020.05.08 22:15
PMPさん(No.6)
助け人様
自分はまだ勘違いをしていたようです。Bはキャッシュアウトでないということを認識していなかったと思います。それを念頭にすれば、この問は「Bはキャッシュの移動がないから」(=Bは回収期間法において実質、キャッシュアウト分キャッシュインする)という、回答にたどり着くのだと思いました。
※本サイトの解説「減価償却費はキャッシュの流出がない費用」で気づくべきでした。反省です。
「する目的」と「しない問題点」も参考になりました。
助かります。
自分はまだ勘違いをしていたようです。Bはキャッシュアウトでないということを認識していなかったと思います。それを念頭にすれば、この問は「Bはキャッシュの移動がないから」(=Bは回収期間法において実質、キャッシュアウト分キャッシュインする)という、回答にたどり着くのだと思いました。
※本サイトの解説「減価償却費はキャッシュの流出がない費用」で気づくべきでした。反省です。
「する目的」と「しない問題点」も参考になりました。
助かります。
2020.05.08 22:17
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