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応用情報技術者平成21年春期 午前問18
午前問18
プログラムの実行時に利用される記憶領域にスタック領域とヒープ領域がある。それらの領域に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- [この問題の出題歴]
- 応用情報技術者 H26秋期 問15
- 応用情報技術者 H31春期 問17
- ソフトウェア開発技術者 H17秋期 問27
分類
テクノロジ系 » アルゴリズムとプログラミング » プログラム言語
正解
ア
解説
スタック領域とヒープ領域の違いについては以下の通りです。
- スタック領域
- 一般にコールスタック・制御スタックと呼ばれている。LIFO方式で構成されプログラムの実行中サブルーチンの情報を記憶しておくメモリ領域。
サブルーチン終了後の戻りアドレスや局所変数などを保持する。 - ヒープ領域
- 多くの場合、2つのラベルを持つ双方向リスト(リンク構造)で構成されプログラム上から動的(任意)に確保できるメモリ領域。
動的にメモリ取得・解放を繰り返すことによりメモリ上にどこからも参照されない領域(ガベージ)が発生する。
- 正しい。
- ヒープの初期状態は「未使用」状態であり、メモリの動的確保によって「使用」領域と「未使用」領域に分かれていきます。
- ヒープとスタック領域の役割は異なるため、予備領域ではありません。
- ヒープ領域は、多くの場合、双方向リストによるリンク構造で構成されているので誤りです。